NEWS(10/02/24 16:33)

Google、顔認識を利用して名前タグを写真に付加できる「Picasa」v3.6の日本語版

名前タグのサジェスト機能や写真へ位置情報を付加する機能も

「Picasa」v3.6.0 (ビルド105.41,0)「Picasa」v3.6.0 (ビルド105.41,0)

写真へ位置情報を付加できる写真へ位置情報を付加できる

 Google Inc.は23日、同社の運営する写真共有サービス“Picasa ウェブ アルバム”と連携する多機能写真管理ソフト「Picasa」の最新日本語版となるv3.6.0 (ビルド105.41,0)を公開した。最新版の主な変更点は、英語版のv3.5/3.6で追加された顔認識を利用した“名前タグ”機能が追加されたこと。

 名前タグ機能では、写真に写った顔と思われる部分に自動で枠がつき、“名前タグ”を付加できる。名前タグを付加した写真は左ペインの“人物”リストにまとめられ、すばやく目的の人物が写った写真を探せるようになる。

 また、ある程度名前タグが溜まると似ている顔を認識し、名前タグをサジェストしてくれるようになる。名前タグのサジェストは、写真を選択した際に右ペインの“人物”パネルで“?”マークつきで表示されるほか、左ペインの“人物”リストで名前タグを選択した場合にもその人物だと思われる顔が中央ペインに表示される。サジェストされた名前タグはボタンを押すだけで正式な名前タグとして付加可能。

 さらに、右ペインを“場所”パネルに切り替えることで写真へ位置情報を付加できるようになった。すでに位置情報が付加されている写真を選択した際は、“場所”パネル上の地図へ写真の撮影位置が表示される仕組み。

 そのほか、右ペインの“タグ”パネルではよく使うタグをボタンとして表示してすばやく付加できるようになった。また、“Picasa ウェブ アルバム”で許可を受けた他人のアルバムへ写真をアップロードできるアルバム共有機能にも対応している。

 本ソフトは、Windows XP/Vista/7に対応するフリーソフトで、現在本ソフトの公式サイトや窓の杜ライブラリからダウンロードできる。

【著作権者】
Google Inc.
【対応OS】
Windows XP/Vista/7
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
3.6.0 (ビルド105.41,0)(10/02/23)

(長谷川 正太郎)