NEWS（10/06/30　18:45）

　バイドゥ（株）は30日、２ちゃんねるなどで使われているネットスラングや顔文字をすばやく入力できる「Baidu Type」用辞書ファイル「2ちゃんねる辞書」を公開した。「Baidu Type」v1.0.2.64以降に対応するフリーソフトで、編集部にてWindows 7で動作を確認した。現在同社のWebサイトからダウンロードできる。

　「2ちゃんねる辞書」は、２ちゃんねるなどで使われているネットスラングや顔文字を合計5,500種類収録した「Baidu Type」用の辞書ファイル。たとえば“あげる”と入力することで“ageる”、“おわり”と入力して“糸冬”を変換候補に表示することが可能。

　また、“いよう”と入力することで“(=ﾟωﾟ)ﾉ”のような可愛らしい顔文字を変換候補へ表示することもできるため、普段２ちゃんねるをあまり利用しないという人にもオススメだ。

　ちなみに「2ちゃんねる辞書」は、同社が主催する“不自然言語処理コンテスト”の開催を記念して公開された。“不自然言語処理コンテスト”は、いわゆるネットスラングと呼ばれるような、読みにくく入力もしづらいのに使われている表現や、入力しやすいが知らない人には伝わらない表現などを扱うサービスやプログラムのコンテストで、現在同社が運営する特設サイトで開催されている。

　また同日、「Baidu Type」の最新版v1.0.3.26も公開されている。最新版の主な変更点は、Twitterでも利用できるとされるUnicodeの絵文字を全108種類追加したこと。そのほか、“不自然言語処理コンテスト”の開催を記念したスキンが追加されている。“不自然言語処理コンテスト”のWebサイトでも使われている、ノートに描いた落書きのような背景が特徴で、ブラック、ブルー、イエローの3パターンが用意されている。

　「Baidu Type」は、Windows XP/Vista/7に対応するフリーソフトで、現在同社のWebサイトや窓の杜ライブラリからダウンロードできる。