NEWS(11/03/09 15:15)

「Adobe Flash Player」の最新安定版v10.2.152.32が公開

一部GPUとの相性問題などを解決、セキュリティ問題の修正はなし

 米Adobe Systems Incorporatedは8日(現地時間)、Webブラウザー上でFlashコンテンツを再生するためのプラグイン「Adobe Flash Player」の最新安定版v10.2.152.32を公開したことを発表した。現在同社のWebサイトからダウンロード可能で、自動アップデート機能を通じた配布もすでに始まっている。

 v10.2.152.32の主な変更点は、一部グラフィックカードとの相性問題を解決したこと。NVIDIAのGPU切り替え技術“Optimus”を利用している環境でビデオをフルスクリーン表示する際に黒い画面しか表示されない場合がある問題や、AMD製GPUのハードウェアアクセラレーションを利用してH.264動画をデコードする際にパフォーマンスが低下する問題が修正されている。

 また、動画を再生しているタブを複数切り替えたり、動画を表示しているタブを大量に閉じる場合に、レンダリングに異常が発生したり強制終了してしまう不具合も修正された。なお、今回の更新にセキュリティ関係の修正は含まれていない。

【著作権者】
Adobe Systems Incorporated
【対応OS】
Windows 2000/XP/Server 2003/Vista/Server 2008/7
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
10.2.152.32

(柳 英俊)