NEWS（11/05/20　20:14）

　バイドゥ（株）は17日、同社製の日本語入力システム「Baidu IME」の最新版v2.0.1.0を公開した。最新版の主な変更点は、入力された文字列がURLやメールアドレスであるかを判別し、自動で半角英数字の変換候補を提示できるようになったこと。

　また、テンキーから数字を入力した際は、初期状態で半角数字に変換できるようになった。そのほか4月15日に公表された、「Baidu IME」v2.0.0.8/2.0.0.10を利用している際に一部環境で入力速度が遅くなる不具合も修正されているという。

　「Baidu IME」は、Windows XP/Vista/7および64bit版のVista/7に対応するフリーソフトで、現在同社のWebサイトや窓の杜ライブラリからダウンロードできる。

　さらに18日、入力した日本語を翻訳して中国語に変換できる「Baidu IME」用辞書「はじめて中国語辞書」も公開された。「Baidu IME」v1.0.2.64以降に対応するフリーソフトで、編集部にてWindows Vista上の「Baidu IME」v2.0.1.0で動作確認した。現在、「Baidu Type」のオプション辞書ライブラリからインストールできる。

　「はじめて中国語辞書」は、日本語を入力した際にその日本語を翻訳した中国語を変換候補へ表示できる「Baidu IME」用辞書。中国語は日本で使われている漢字ではなく、中国で一般的に使われている簡体字を使って表示される仕組み。登録されている単語数は691語と多くはないが、基本的な単語なら簡単に翻訳できるので、中国語を学んでいなくても中国語での簡単なコミュニケーションができるだろう。

　そのほか、歌手の下川みくにをモチーフにした「Baidu IME」用スキン“下川みくにさんオリジナルスキン”も公開されている。