NEWS（11/07/20　15:55）

　（有）サイトー企画は19日、定番メールソフト「秀丸メール」の最新版v5.70を公開した。本バージョンの主な変更点は、Windows 7の機能である“DirectWrite”を利用して、メール本文やメール一覧の文字を高品質に描画できるようになったこと。

　本機能を利用するには、まずメニューの［設定］－［全体的な設定］項目を選択して設定画面を開く。次に、画面左下にある“上級者向け設定”チェックボックスをONにし、設定の一覧から［ウィンドウ］－［文字の描画］項目を選択しよう。

　［文字の描画］項目では、メール本文やメール一覧に本機能を適用するかどうかをチェックボックスで指定可能。また、プレビューを見ながらアンチエイリアスの方式やアンチエイリアスをかける際のコントラストの値などを設定できるほか、“DirectWrite”を利用して文字を描画した場合と標準の描画方法のパフォーマンスの比率を確認できる。

　そのほか、「秀丸メール」で複数のアカウントを利用している場合に、メールの受信中に別のアカウントでも並行してメールを受信することが可能になった。

　「秀丸メール」は、Windows 95/98/Me/NT 4.0/2000/XP/Server 2003/Vista/7および64bit版のXP/Server 2003/Vista/7に対応する2,100円（税込み）のシェアウェアで、「秀丸エディタ」ユーザーは無料で全機能を利用可能。現在、同社のWebサイトや窓の杜ライブラリからダウンロードできる。

　また、同社製のテキストエディター「秀丸エディタ」の次期バージョンv8.10でも“DirectWrite”を利用した文字の描画機能が実装される予定となっており、現在公開されているベータ版で本機能を試用できる。