NEWS（11/11/10　15:27）

　ノルウェーのOpera Software ASAは9日（日本時間）、iOS向けWebブラウザー「Opera Mini Web browser」（以下、「Opera Mini」）の最新版v6.5を公開した。iOS 3.0以降に対応するフリーソフトで、現在アプリケーション配信サービス“App Store”からダウンロードできる。

　v6.5では、データ転送量の圧縮率を表示できる“データ使用量”機能が搭載された。Webページのデータを圧縮・転送するサーバーを介することで、通信状態の悪いモバイル端末でも高速にWebページを読み込めるのが「Opera Mini」の特長。本機能を利用すればそのデータ圧縮率を把握できる。なお、本機能は［ヘルプ］-［データ使用量］メニューから利用可能。WebP形式の画像へ対応するなど、データ圧縮機能そのものも強化されている。

　また、スクロール操作を行った場合の表示も改善された。これまではWebページをすばやくスクロールした場合など、レンダリングが間に合わない場合に市松模様が表示される場合があったが、本バージョンではおおよそながらそのコンテンツの内容が表示されるように改善された。

　そのほかにも、アドレスバーへ星型のブックマークボタンを追加したり、検索キーワードの予測機能やメールによるWebページの共有機能、ローマ字入力モードでの自動修正とスペルチェック機能を搭載するといった変更も施されている。