NEWS（12/02/22　18:41）

　（株）シマンテックは22日、システム管理ソフトとセキュリティ対策ソフトを統合した「ノートン 360」の最新版となるv6.0を発売し、体験版を公開した。最新版の主な変更点は、同社製の統合セキュリティ対策ソフト「ノートン インターネット セキュリティ 2011」の機能を取り込み、“ノートン マネージメント”“ダウンロードインサイト”機能などを搭載したこと。

　ノートン マネージメント機能では、インターネット経由でほかのパソコンにインストールされているノートン製品のセキュリティ状況を確認したり、コントロールできる。また、ライセンスを取得していればほかのノートン製品をインストールすることも可能。ダウンロードインサイト機能では、Webブラウザーでファイルをダウンロードする際に、そのファイルの危険度や安定性の評価を表示できる。

　また、パスワードや個人情報を管理できる“IDセーフ”機能では、クラウド上にパスワードなどの情報を保存することで、複数のパソコンからパスワードなどを呼び出せるようになった。さらに、振る舞い検知やファイヤーウォールなどのマルウェア対策機能も強化されたほか、スキャン速度や常駐時のシステムに与える影響も改善されている。

　加えて、従量課金のネットワークを使っている際などに本ソフトが行う通信を最低限必要なものだけに抑制できる“ネットワークメーター”機能が追加されたほか、バックアップ機能の進捗ダイアログがわかりやすいデザインに改良された。さらに、バックアップの速度も向上しているという。そのほか、Windows 8のプレビュー版での動作も確認されているという。

　本ソフトは、Windows XP/Vista/7および64bit版のWindows Vista/7に対応しており、1ライセンスで同一世帯のPC3台までにインストールできるダウンロード版の年間ライセンスの価格は“シマンテックストア”で8,480円（税込み）など。体験版は現在“シマンテックストア”からダウンロードできる。