レビュー

「Visual Studio Code」で“Twitter”を楽しめる「Twitter Client」拡張機能

最大3カラムを同時に利用。“コマンド パレット”から手軽に利用できるのもよい

「Twitter Client」v0.7.1

 「Twitter Client」は、「Visual Studio Code」で“Twitter”を楽しめるようにする拡張機能。編集部にてWindows 10上の「Visual Studio Code」v1.21.1で動作を確認した。“Visual Studio Marketplace”から無償でダウンロードできる。

 プログラミングをしている最中にちょっと“Twitter”をチェックしたいといったシチュエーションにピッタリな「Visual Studio Code」用の拡張機能。[Ctrl]+[P]キーなどでアクセスできる“コマンド パレット”からコマンドを入力することで、ホームタイムライン・ユーザータイムライン・メンション・トレンドの閲覧、“Twitter”の検索、ツイートの投稿などが手軽に行える。

“コマンド パレット”から手軽に利用できる

 「Twitter Client」拡張機能を導入するには、“Visual Studio Marketplace”の公開ページにある[Install]ボタンをクリックする。すると「Visual Studio Code」を起動して拡張機能の詳細ページへアクセスすることが可能。あとはインストールと再読み込みを行えば、拡張機能が利用できるようになる。また、サイドパネルの拡張機能画面から検索してインストールしてもよい。

“Visual Studio Marketplace”の公開ページにある[Install]ボタンをクリックして「Visual Studio Code」を起動し、拡張機能の詳細ページへアクセス
サイドパネルの拡張機能画面から検索してインストールしてもよい

 本拡張機能で“Twitter”を利用するには、“apps.twitter.com”でアプリケーションの登録を行い(要ログイン)、アクセストークンやコンシューマーキーを取得し、設定ファイルに記述する必要がある。少しハードルは高いが、セットアップウィザードが用意されているので、これを利用すれば多少楽ができる。“コマンド パレット”で“>twitter”と入力すると“Twitter: Setup Wizard”というコマンドが用意されているので、それを実行しよう。

“Twitter: Setup Wizard”コマンドを利用して、アクセストークンやコンシューマーキーを取得、設定ファイルに記述する
アプリケーションの登録
[Keys and Access Tokens]タブからアクセストークン、アクセストークンシークレット、コンシューマーキー、コンシューマーキーシークレットの4つを取得
取得したトークンやキーを設定ファイルに記述。“ユーザー設定”に設定項目をコピーしてトークンやキーを記述する

 ちなみに「Twitter Client」で用意されているコマンドは、セットアップウィザードを除くと以下の5つだ。

  • Twitter: Goto Home Timeline(ホームタイムラインを閲覧する)
  • Twitter: Post Status(ツイートを投稿する)
  • Twitter: Search(“Twitter”を検索する)
  • Twitter: Select a Task(「Twitter Client」で行えるタスクを一覧して選択する)
  • Twitter: Trends(“Twitter”のトレンドを一覧。詳細を閲覧することも可能)

 それぞれの画面はタブに表示される仕組みで、「Visual Studio Code」の画面分割機能を活用することで最大3つのカラムを並べて同時利用できる。一目見ただけでは、専用の高機能クライアントと見分けがつかない。ツイートの流れを受信してリアルタイム更新する“User Streams”や画像の投稿には対応していないようだが、埋め込みコンテンツなどは問題なく閲覧可能。補助的に利用するのであれば、十分に役立ちそうだ。

最大3つのカラムを並べて同時利用

ソフトウェア情報

「Twitter Client」
【著作権者】
austin 氏
【対応OS】
(編集部にてWindows 10で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
0.7.1(16/10/12)