レビュー

ネコの走るスピードでCPU使用率を教えてくれるタスクトレイ常駐アプリ「RunCat」

タスクトレイでネコを飼っている気分に

「RunCat for Windows」v1.6

 「RunCat for Windows」は、ネコの走るスピードでCPU使用率を教えてくれるタスクトレイ常駐アプリ。“Apache 2.0”ライセンスで配布されているオープンソースアプリで、“GitHub”のプロジェクトページからダウンロードできる。対応OSは明記されていないが、編集部にてWindows 10で動作を確認している。

 タスクトレイでCPU負荷をチェックできるようにするアプリはいくつかある(OSに同梱されている「タスク マネージャー」もその一つ。最小化するとタスクトレイにCPU使用率を表示する)が、多くはCPU利用率を数字やゲージで表示する。実用性を考えれば当然のことだが、それでは味気ないと感じる人もいるのではないだろうか。

 その点、「RunCat」はCPUへの負荷がネコの走るスピードで表されており、大変愛らしい。ゆっくり歩いたり、元気いっぱいに駆けたりと、あたかもタスクトレイでネコを飼っているようだ。OSの明暗テーマにも対応しており、ライトテーマならば黒猫に、ダークテーマならな白猫に自動で切り替わる(手動で選ぶことも可能)。

CPU負荷に合わせてゆっくり歩いたり、元気いっぱいに駆けたりと、あたかもタスクトレイでネコを飼っているよう
OSの明暗テーマにも対応

 本家はMacアプリのようで、Windows版には最低限の機能しか実装されていない。たとえばMac版ではメモリ性能やバッテリー状態なども表示できるが、Windows版はネコが走るだけだ。また、Mac版にはアイコンをカスタマイズできる“ランナー”機能(一部有償)が用意されているが、Windows版にはまだない。OSの制限で小さいネコしか表示できないのも惜しい

 とはいえ、タスクトレイで走るネコを眺めているだけでも結構癒される。アイコンにマウスカーソルをポイントすればツールチップで具体的なCPU利用率を確認できるので、一応の実用性も確保されている。タスクトレイのアクセサリーとして導入してみてはいかがだろうか。

 もしネコに飽きたら、似たようなアプリで例のご機嫌な鳥バージョンもある。興味があればこちらも試してほしい。

ソフトウェア情報

「RunCat for Windows」
【著作権者】
Takuto NAKAMURA(Kyome)氏
【対応OS】
Windows(編集部にてWindows 10で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
1.6(20/12/21)