REVIEW（09/09/24）

　「HideLineView」は、付箋紙風のシンプルな画面でテキストファイルの内容を1行ずつ閲覧できるタスクトレイ常駐ソフト。Windowsに対応するフリーソフトで、編集部にてWindows Vistaで動作を確認した。作者のWebサイトからダウンロードできる。

　画面はテキスト表示エリアだけで構成されており、タイトルバーはおろかボタンすらなく、付箋紙ソフトのような雰囲気だ。画面上にテキストファイルをドラッグ＆ドロップすると、読み込んだテキストファイルの内容を1行ずつ表示する。

　表示する行は、キーボードのカーソルキーやマウスホイールの回転で切り替えられるほか、指定した秒数で自動的に切り替えることも可能。また、テンキーで入力した数値の行へジャンプするといった機能を備える。

　特長は、２ちゃんねるのDATファイルを読み込んだ際に、Webブラウザーや専用ブラウザーで２ちゃんねるを閲覧しているときのようなレイアウトで、DATファイル内のレスを1レスずつ表示してくれること。

　仕事中に２ちゃんねるを閲覧していると上司に怒られてしまうといった場合でも、本ソフトは一見しただけでは付箋紙を表示しているようにしか見えないため、安心して２ちゃんねるを楽しめるはずだ。またオプションにより、画面の背景色を変えたり、半透明化することが可能なので、デスクトップの壁紙に溶け込ませてしまうのもよいだろう。

　なお本ソフトは、直接２ちゃんねるを閲覧するのではなく、あくまでローカルに保存されたDATファイルを読み込む仕組みとなっている。そのため、本ソフトを使って２ちゃんねるを楽しむには、あらかじめDATファイルを用意しておく必要がある。

　DATファイルは、「Jane Style」などの２ちゃんねる専用ブラウザーを利用すれば簡単に作成可能。「Jane Style」を使う場合は、あとでコッソリ読みたいスレッドを開き、各スレッドのタブの右クリックメニューから［このログを保存］－［datを名前を付けて保存］を選択すれば、そのスレッドの内容をDATファイルとして保存できる。