REVIEW(10/01/21)

ブロックを動かして主人公の通り道を作る2Dパズル「ちょこっとだいやるんば!」

モンスターの性質を利用して安全に進めるルートを確保しよう

「ちょこっとだいやるんば!」「ちょこっとだいやるんば!」

 「ちょこっとだいやるんば!」は、フィールド上のブロックを操作して、主人公“るんば”の通り道を作ってあげるアクションパズルゲーム。Windows XP/Vista/7に対応するフリーソフトで、作者のWebサイトからダウンロードできる。

 画面は2D横視点で、フィールド上には正方形のブロックが横に並んだり縦に積み重なったりして配置されている。ゲームがスタートすると画面は右方向へ自動でスクロールし、るんばもブロックの上を右方向へ向かって勝手に進んでいくが、前方にブロックが配置されていると先へ進めなくなってしまう。そのため、るんばを先へ進めるためには通り道を作ってあげる必要がある。

 プレイヤーはるんば自身を操作することはできないが、画面に表示されるラインで囲まれた縦1列分のブロック全体を上下に動かすことが可能。画面に表示さている範囲なら、るんばが乗っている列を含むどの列のブロックでも動かせるため、るんばの前方にあるブロックを動かすだけでなく、るんばの乗っているブロックを動かして、前方にブロックがない場所へ連れて行くこともできる。

 るんばの通り道を作るのが間に合わず、るんばが画面左端とブロックの間に挟まれてしまったり、行く手に待ち構えるモンスターにぶつかってしまうとその時点でゲームオーバーとなる。

 モンスターには、その場からまったく動かない“ひげぶー”と、左側へ向かって進んでくる“はねぶー”という2種類が存在する。“ひげぶー”は“ひげぶー”同士を横並びにすることで倒すことができ、“はねぶー”はほかのモンスターとぶつけることで倒すことが可能。

 たとえば隣り合う列に“ひげぶー”が存在する場合は“ひげぶー”のいるブロックの高さを合わせたり、あえて“はねぶー”が進むための道を作ってほかのモンスターのいる場所まで導くことで、安全にるんばを先へ進めることができる。倒したモンスターはダイヤに変化し、ダイヤを取得することでスコアが加算される。さらに、連続してダイヤを取得すればより高いスコアを得ることが可能だ。

 本作にはステージなどの概念はなく、ひたすらるんばを先へ進めてスコアを稼ぐのが目的。スコアを伸ばすためには、ただモンスターを排除するのではなく、ダイヤを取得できるようにるんばを進める必要があるなど、見た目以上にパズル要素の強いゲームだ。

【著作権者】
スタジオるんば、JALECO LTD.、脳みそホエホエ 氏、(有)音屋
【対応OS】
Windows XP/Vista/7
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
-

(加藤 達也)