3D空間に浮く球の上でマスを6目並べるのを目指す「Cyx」

「Cyx」v3.4.1

　「Cyx」は、球の表面に並べられたマスを取り合うゲームを楽しめるChromeアプリ。編集部にてWindows 8.1上の「Google Chrome」v43.0.2357.124で動作を確認した。“Chrome ウェブストア”から無償で導入できる。

　「Cyx」は、3D空間に浮いた球体に並べられたマスを2人のプレイヤーが交互に取り合うゲーム。球体は一般的なサッカーボールのように、六角形のマスと中に黒い星の描かれた五角形のマスで構成されている。取ったマスで決められたパターンを作れば勝利という3目並べ（○×ゲーム）に類するゲームだが、1列にマスを取るだけが勝利条件ではない。

　勝利するためには指定されたパターンになるようマスを6つ並べる必要があり、4つのパターンが指定されている。“3目並べのように1列に6つ並べた直線”“五角形のマスとその周りを5つの六角形で囲んだ梅の花のような形”“中心のマスを空けて六角形状に6つのマスを並べた水晶のような形”“ピラミッドのように折り重なった三角形”このいずれかを満たせば勝利となる。これらのパターンはゲーム画面の端に表示されているので、いつでも確認可能だ。

　初期状態では1人で遊べる“SOLO [EASY]”モードと2人で対戦可能な“2 PLAYERS”モードが選択可能。“EASY”をクリアすることで次の難易度“NORMAL”へ挑むことができる仕組み。

　通常の3目並べと異なり、球の上という一覧性の悪い盤面上でマスを奪い合うため、つい相手がどのマスを並べようとしているのか見落としてしまいそうになる。それ以上にコンピューターの強さが凶悪で、“EASY”こそ比較的容易にクリアできたものの、筆者は“NORMAL”相手に一度も勝つことができなかった。

　なお、作者によるとこのゲームは3Dモーションセンサー“Leap Motion”に対応しているという。球体を手の中で動かすという動きを体験できる環境をお持ちの方には是非試してもらいたい。