定番JSONビューワー「JSON Viewer」をさらに洗練させた「J_and_E」

「J_and_E」v1.1

　「J_and_E」は、JSON形式のテキストを閲覧するためのビューワー。編集部にてWindows 10で動作を確認した。プロジェクトホスティングサービス“OSDN”のプロジェクトページから無償でダウンロードできる。

　本ソフトは、オープンソースのJSONビューワー「JSON Viewer」の改良版。「JSON Viewer」には欠けている機能が補われており、オリジナルよりも使いやすい。「JSON Viewer」は最近メンテナンスされていないので、将来性を考えて「J_and_E」を選択するのもよいだろう。もちろん、本ソフトもオープンソースとなっている。

　ユーザーインターフェイスデザインはオリジナルを踏襲しており、「JSON Viewer」の扱いに慣れているユーザーなら迷うところはないだろう。

　画面は［Viewer］タブと［Text］タブから成っており、［Viewer］タブでは読み込んだJSONデータの構造がツリー表示で、［Text］タブではデータをそのままテキストとして閲覧できる。ファイルをドラッグ＆ドロップしてデータを読み込める点や、読み込んだテキストが自動で読みやすく整形されるのが、オリジナルよりも優れた点だ。選択したノードの詳細情報を表示するプロパティグリッドや、キーワードでノードを探し出せる検索ボックスなどもそのまま利用できる。

　さらに、テキストを成型する際はエラーチェックを行い、エラー箇所へカーソルを自動でセットする機能を搭載している。手作業で修正したJSONデータに文法上の誤りがないかチェックするのにも役立つだろう。また、タブ幅を変更する機能を備えており、インデントの深さを自分好みに調節することも可能だ。

エラー箇所の指摘機能

タブ幅を変更する機能