『杜のAndroid研究室』では、スマートフォン向けOS“Android（アンドロイド）”をテーマに、窓の杜スタッフが厳選したアプリなどを紹介していく。今回は、ドライブの際に役立つアプリ「ドライブサポーター」「渋滞ナビ」「ドライブトーク」の機能と使い方を紹介しよう。

走行ルートを検索して音声でナビゲーション「ドライブサポーター」

　「ドライブサポーター」は、自動車の走行ルートの検索などができる音声案内対応のカーナビアプリ。地図検索や周辺検索ができるほか、現在地などからの経路検索が可能で、音声案内や画面表示に従って目的地までたどり着くことができる。本アプリのすべての機能を利用するには、月額315円（税込み）の有料会員登録が必要だが、会員登録をしなくても一部の機能を無料で利用可能。なお、現在ドコモのスマートフォンを対象として、すべての機能を31日間試用できるキャンペーンが実施されている。

　無料で利用できる機能は地図検索と周辺検索で、地図検索機能では住所や施設名、郵便番号などを入力して候補となる施設や住所を一覧表示し、地図上に表示可能。地図のデザインは、明るい色の“昼モード”と暗い色の“夜モード”を選択でき、時刻に応じて自動でデザインを切り替えることも可能。また、地図上には“スポットアイコン”として、駐車場やガソリンスタンド、道の駅などの地点にアイコンを表示でき、表示するアイコンのカテゴリーを最大3つまで自分で選択できる。

　周辺検索では、“駐車場”や“ガソリン”のほか、“グルメ/お酒”“宿泊/温泉”などのカテゴリーから施設のジャンルを選択し、現在地や指定地点の周辺を検索して結果を一覧表示できる。施設を選択して地図上に表示できるほか、現在地から施設までの直線距離も確認可能。また、ガソリンスタンドや駐車場を検索した場合には、ガソリン価格や駐車場料金、営業時間などの詳細も確認できて便利。

　音声案内に対応した経路検索は、渋滞を考慮して経路検索が行われるのが特長で、有料会員のみが利用できる機能となる。ただし、地図検索による一覧表示で“ルート検索無料”と記載されている施設は、特別に無料でも経路検索が可能となっている。経路検索を行うと、音声によるナビゲーションがすぐさま開始され、画面には地図に加えてテキストや矢印による案内が表示される。画面表示は、地図を大きく表示する“地図”モードや、次の交差点までの距離と右左折の方向を並べて表示する“ガイド”モード、交通看板や走行車線のイラストを表示する“ターン”モードの3種類から選択でき、横画面で表示することもできる。画面下部では、目的地までの残りの距離や到着予想時刻を確認可能。

　そのほか、有料会員登録をした場合には、周辺検索で駐車場を検索した際に満空情報を確認できるようになるほか、渋滞や通行止めなどの道路交通情報の閲覧も可能。また、よく行く場所などを“My地点”として登録することで、経路検索などにすばやく用いることが可能になる。

高速道路・一般道の渋滞情報をチェック！「渋滞ナビ」

　「渋滞ナビ」は、渋滞などの交通情報を地図とテキストで確認できるアプリ。北海道から沖縄県まで、全国の高速道路と主要一般道を対象としており、起動時に表示される［Map］タブで都道府県と路線を選択し、最新の交通情報を地図上に表示可能。地図上には“通行止め”が黒、“渋滞”が赤、“混雑”がオレンジなど、該当する区間が色付けされて表示される。それぞれの色が表す意味は、画面を長押ししたり、メニューから［凡例］項目を選択して表示されるポップアップで確認可能。本アプリで表示される交通情報は、財団法人日本道路交通情報センターが提供するデータにもとづいており、5分間隔で自動更新される。

　画面上部のバーで［Text］タブを選択すると、選択している都道府県周辺の路線や規制区間、原因や規制内容などをテキストで確認することが可能。また、各路線の区間を通過するのにかかる“旅行時間”も確認できる。さらに、［Google］タブを選択した際には、渋滞状況を道路上に表示したGoogleマップを閲覧することが可能。［Map］タブでは表示されない細かな路線の渋滞状況も確認できるようになっている。

ドライブ中の話題を提供してくれる「ドライブトーク」

　「ドライブトーク」は、ドライブ中に会話がなくなってしまったときなどにドライブを盛り上げるための話題を提供してくれるアプリ。会話に参加する人数や、“恋人”や“友人”などの自分との関係性、“親しくなりたい”や“盛り上がりたい”といった目的を設定することで、シチュエーションに適したひとつの話題が画面に表示される。［次の話題］ボタンを押すと、次の話題が表示され、次々と話題を変えながら会話を続けていける仕組み。

　とくに気に入った話題などは“お気に入りリスト”に登録し、あとからすばやく見返すことができるほか、盛り上がらなかった話題を“ボツリスト”に登録して、次回からは表示されないように設定可能。また、自作の話題を登録することもできる。そのほか、話題をコメントとともにTwitterやFacebookへ投稿したり、拍手やブーイングなどの効果音を鳴らしてその場を盛り上げることが可能。