杜のAndroid研究室

第146回

Androidのステータスバーを拡張するアプリ3種

「DayWeekBar 日本語版」「シェイクバー」「スーパーステータスバー」を紹介

 『杜のAndroid研究室』では、スマートフォン向けOS“Android(アンドロイド)”をテーマに、窓の杜スタッフが厳選したアプリなどを紹介していく。今回は、ステータスバーを拡張するアプリ「DayWeekBar 日本語版」「シェイクバー」「スーパーステータスバー」に焦点を当て、その使い方と機能を紹介しよう。

日付と曜日をシンプルにアイコン表示する「DayWeekBar 日本語版」

「DayWeekBar 日本語版」

 「DayWeekBar 日本語版」は、ステータスバーに日付と曜日をアイコン表示するアプリ。曜日を表す漢字1文字と年月日の“日”の数字を2段表示するシンプルなアイコンとなっており、ステータスバーを下へ引き出すと、通知領域には“年・月”を含んだ詳細な日付が表示される。

 アイコンは見た目をカスタマイズでき、黒背景に白文字または白背景に黒文字のいずれかを選択できるほか、土日や祝日の曜日表示を青や赤に変更可能。さらに、アイコンの背景を透過させて、ステータスバーに文字だけ表示することもできる。また、通知領域の日付は表示形式を6パターンから選択可能で、西暦・和暦・六曜の有無などが異なるパターンが用意されている。

ステータスバーを引き出したときの通知領域では、詳細な日付を確認可能
日付のアイコンの文字色を白・黒から選択でき、土日祝日の曜日を赤や青で表示することが可能

 通知領域で本アプリの日付を選択すると、初期設定ではDayWeekBarの設定画面が表示されるようになっているが、あらかじめ指定したアプリを起動させることも可能。また、Webブラウザーを起動してWikipediaで今日の日付を検索したり、最近使用したアプリ一覧から選択したアプリを起動するように設定できるほか、何も起動せずに通知領域を閉じる設定も用意されている。

通知領域の日付の表示形式を6パターンから選択可能
通知領域でDayWeekBarの日付を選択した際の動作を設定できる
「DayWeekBar 日本語版」
【著作権者】
Sakura Soft
【対応OS】
Android 1.6以降
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
1.3.0(13/01/19)

フルスクリーンのゲームでもステータスバーを表示できる「シェイクバー」

「シェイクバー」

 「シェイクバー」は、フルスクリーン表示のアプリを使用している際に、端末をシェイクすることでステータスバーを表示できるアプリ。通常、フルスクリーン表示のゲームなどを起動しているときはステータスバーが表示されず、通知領域を引き出すこともできないが、本アプリをインストールすると端末をシェイクすることでステータスバーを表示できる。ステータスバーを下へスライドすれば、通知領域を表示可能。また、表示されたステータスバーは、端末を再びシェイクすると非表示になる。

フルスクリーン表示のアプリの使用時に端末をシェイクすると、ステータスバーが表示される
端末を再びシェイクすると、ステータスバーが非表示になる
設定画面で端末をシェイクする際のセンサーの感度を選択でき、その場でシェイクして感度を確認できる

 シェイクバーの設定画面では、端末をシェイクする際のセンサーの感度を3段階から選択可能。高感度にすれば、端末を少し振るだけでステータスバーの表示・非表示を操作できるが、そのぶん誤反応が多くなる。一方、低感度にすると、誤反応は少なくなるが、端末をより大きく振る必要がある。設定画面においても端末のシェイクでステータスバーの表示・非表示を切り替えられるので、シェイクを試しながら感度を調整するとよい。

 なお、ゲームなどのアプリでも、ステータスバーが常時表示されているアプリの場合は、端末をシェイクしてもステータスバーを非表示にすることはできない。

「シェイクバー」
【著作権者】
smahho
【対応OS】
Android 2.1以降
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
1.0.4(13/02/14)

ステータスバーの見た目を多彩にカスタマイズ「スーパーステータスバー」

「スーパーステータスバー」

 「スーパーステータスバー」は、ステータスバーや通知領域の見た目をカスタマイズできるアプリ。本アプリを起動し、設定画面右上のスイッチをスライドしてONにすることで、本アプリによるカスタマイズが有効になり、アンテナが中央に配置されたステータスバーが表示される。設定画面で[General]項目を選択して表示される画面では、端末の再起動時にスーパーステータスバーが自動起動するように設定できるほか、ステータスバーの背景色を選択したり、ホーム画面の壁紙を透過させてステータスバー部分に表示することも可能。

設定画面右上のスイッチをスライドしてONにすると、ステータスバーの表示が変化する
設定画面の[General]項目では、ステータスバーの背景色のカスタマイズなどができる

 設定画面の[Elements]項目からは、ステータスバーや通知領域に表示される構成要素のカスタマイズを行える。ステータスバーの時刻表示を12時間・24時間表示で切り替えたり、フォントや文字色を変更できるほか、バッテリーのアイコンや数値表示のON/OFFなどを設定可能。また、設定画面で[Advanced]項目を選択すると、ステータスバーのテーマを変更することが可能で、バーの中央に時刻を配置するデザインなどに切り替えられる。

 通知領域のデザインも本アプリによってカスタマイズされるが、そのままでは各種アプリの通知は通知領域に表示されない。通知の表示を有効にするには、まずAndroidの設定画面から[ユーザー補助]画面を開き、[サービス]項目で“Super Status Bar”をONにする。次に、スーパーステータスバーの設定画面右上のスイッチをいったんOFFにしてから、再度ONにしてカスタマイズされたステータスバーを再起動すればよい。

[Advanced]項目では、ステータスバーのテーマを変更することが可能
通知領域に通知を表示するには、端末の設定画面から[ユーザー補助]画面を開き、[サービス]項目で“Super Status Bar”をONにする

 通知領域では、通知として表示されるテキストの文字色や背景色を変更できるほか、[Recents]タブに切り替えて最近使用したアプリを一覧し、選択して起動可能。また、通知領域下部に表示されるWi-FiやBluetoothなどのスイッチの表示・非表示を設定できるほか、通知領域上部に表示される天気予報の設定も可能。なお、ステータスバーのみをカスタマイズして、通知領域は従来のものを表示したいときは、設定画面の[Elements]-[Panel]項目を選択し、“Enebled”のスイッチをOFFにすればよい。

[Recents]タブに切り替えると、最近使用したアプリを一覧できる
設定画面の[Elements]-[Panel]項目から“Enebled”のスイッチをOFFすれば、端末の元々の通知領域を使用できる

 なお、本アプリはベータ版のため、全体的に動作が不安定となっており、編集部にて試用したところ、バッテリーアイコンが正しく表示されなくなるなどの不具合があったので留意しておこう。

「スーパーステータスバー」
【著作権者】
FireZenk
【対応OS】
Android 2.1以降
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
0.16.7.2(13/05/22)

(ライターズハイ:鈴木 友博)