杜のAndroid研究室

第166回

こんな変わり種Twitterクライアントはいかが?

レトロRPG風の「ドラゴンツイート」・移動中の投稿に特化した「しゃべPOI」

 『杜のAndroid研究室』では、スマートフォン向けOS“Android(アンドロイド)”をテーマに、窓の杜スタッフが厳選したアプリなどを紹介していく。今回は、変わり種のTwitterクライアント「ドラゴンツイート」「しゃべPOI」に焦点を当て、その使い方と機能を紹介しよう。

レトロRPG風のTwitterクライアント「ドラゴンツイート」

「ドラゴンツイート」

 「ドラゴンツイート」は、レトロRPG風デザインが特徴のTwitterクライアント。タイムライン画面にはドット絵のイラストが描かれ、ツイートなどのテキストもドット風フォントで表示されるなど、ファミコン時代のレトロなRPGを連想させる。さらに、ボタンをタップした際にファミコンゲーム風の効果音が鳴り、画面遷移時にはドットが粗くなってフェードアウトするといった効果までレトロなRPGテイストを再現しているほか、ゲーム要素も楽しめるのが特徴。

 起動画面の[はじめる]ボタンをタップすると、初回起動時にはTwitterの認証ページが表示され、Twitterアカウントでログインすることで利用を開始できる。ログイン後には、レトロRPG風デザインでフォローしているユーザーのタイムラインである“ホーム”を閲覧可能。次回以降もアプリ起動時には起動画面が表示され、[はじめる]ボタンをタップしてからタイムラインを閲覧する仕組みとなっている。

 タイムライン画面では、上下にスクロールしてツイートを閲覧できるほか、画面下部の[↑][↓]ボタンをタップして、タイムラインの最上部または最下部に移動可能。最上部にある[次を取得]ボタンをタップするとタイムラインを更新して新着ツイートを、最下部の[前を取得]ボタンをタップすれば表示されているものより古いツイートを取得できる。

初回起動時に[はじめる]ボタンからTwitterアカウントの登録を行う
画面下部の[↑]ボタンでタイムラインの最上部に移動でき、[次を取得]ボタンをタップすれば、新着ツイートを取得可能
個別のツイートを選択して表示される詳細画面では、返信やリツイート、お気に入りへの追加が可能

 個別のツイートをタップすると、効果音と共に詳細画面が表示され、返信やリツイート、お気に入りへの追加ができるほか、ツイートに含まれるURLにアクセスすることも可能。また、タイムライン画面左下の[つぶやく]ボタンをタップすると投稿画面が表示され、入力したテキストのほか、端末内の画像を添付して投稿可能。

 タイムライン画面右下の[メニュー]ボタンをタップして表示されるポップアップメニューからは、リプライやお気に入りツイート、リストなどの閲覧が可能。なお、ダイレクトメッセージ(DM)には非対応で、DMを利用する際には、メニューの[DM(公式)]項目を選択し、WebブラウザーでTwitterのWebサイトにアクセスする必要がある。また、リプライ受信時などの通知機能は備えていないほか、マルチアカウントには非対応となっている。

タイムライン画面左下の[つぶやく]ボタンから投稿画面を表示してツイートできる
[メニュー]ボタンをタップして表示されるメニューからはリプライやお気に入りツイート、リストの閲覧が可能

“Google Play Game Services”に対応し、ランキングやクエストを楽しめる

ランキングやクエストなどのゲーム要素も盛り込まれている

 Twitterクライアントながらゲーム要素も盛り込まれている。Android向けゲームプラットフォーム「Google Play Game Services」に対応し、投稿ツイート数のランキングを競うことなどが可能。メニューの[ランキング]項目から閲覧できる投稿ツイート数のランキングでは、スコアを公開している全ユーザーのランキングのほか、“Google+”の自分のサークル内でのランキングを確認できる。

 また、メニューの[クエスト]項目を選択して表示される画面では、「ドラゴンツイート」の利用に関する“クエスト”の達成状況を確認可能。ツイートやリツイート、お気に入り追加、フォローなどを指定回数行うといった“クエスト”が全20個用意されている。

 そのほか、タイムライン画面の各ツイート下部には、投稿したユーザー毎に異なるドット絵のキャラクターが表示され、キャラクターのコレクションも楽しめるようになっている。全42種類のキャラクターが用意されており、タイムライン上で42人分のユーザーのツイートを閲覧することで“コンプリート”が可能。メニューの[キャラクター]項目からは、キャラクターのコレクション状況を確認できる。

全20個のクエストが用意されており、達成状況を確認可能
タイムラインに表示されるキャラクターのコレクションも楽しめる
「ドラゴンツイート」
【著作権者】
West Hill
【対応OS】
Android 2.2以降
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
1.0.5(13/10/22)

位置情報付きツイートを音声入力ですばやく投稿「しゃべPOI」

「しゃべPOI」

 「しゃべPOI」は、音声入力したテキストを位置情報付きでツイートできる投稿専用のTwitterクライアント。移動中などでも手軽に音声入力でツイートできるのが特徴で、画面を見ながらツイートする時間がない場合に自分がいる場所をフォロワーにすばやく知らせたいときなどに最適。

 利用するには、まず初回起動時に表示されるポップアップで[OK]ボタンをタップし、続いて表示される設定画面の[Connect to Twitter]項目からTwitterの認証ページでログインして、Twitterアカウントを登録しよう。なお、「しゃべPOI」で位置情報付きツイートを投稿するには、あらかじめTwitterのWebサイトでログインし、“設定”-“セキュリティとプライバシー”ページで“ツイートに位置情報を追加”オプションを有効化しておく必要がある。

 ログイン後、本アプリを再起動すると投稿画面がすぐに表示され、同時にGPS機能で現在地の位置情報の取得が行われる。[Speech!]ボタンをタップすると、Androidの音声認識機能が起動し、テキストを音声入力することが可能。なお、テキストの入力や編集には日本語入力アプリも利用できる。テキストの入力後、画面下部の[Post message]ボタンをタップすれば、音声入力したテキストを位置情報付きでツイート可能。

 なお、本アプリの起動中はGPS機能によってリアルタイムに位置情報が取得され続けるため、[Post message]ボタンをタップしたときの最新の位置情報をツイートできるようになっている。ただし、[戻る]ボタンでアプリを終了せずに、[ホーム]ボタンなどでアプリを閉じた場合、その後もしばらくGPS機能が起動し続け、バッテリーを無駄に消費する可能性があるので注意しよう。

設定画面の[Connect to Twitter]項目からTwitterアカウントを登録しよう
[Speech!]ボタンからテキストを音声入力し、[Post message]ボタンをタップして、位置情報付きでツイートできる
「しゃべPOI」
【著作権者】
amay077 氏
【対応OS】
Android 4.0.3以降
【ソフト種別】
フリーソフト(寄付歓迎)
【バージョン】
0.76(13/03/13)

(ライターズハイ:鈴木 友博)