杜のAndroid研究室

第201回

好みのジャンルのニュースをすばやく読める「SmartNews」

定期的に記事をダウンロードして、オフラインでも閲覧できる

 『杜のAndroid研究室』では、スマートフォン向けOS“Android(アンドロイド)”をテーマに、窓の杜スタッフが厳選したアプリなどを紹介していく。今回は、好みのジャンルのニュースをすばやくチェックできるニュースアプリ「SmartNews」に焦点を当て、その使い方と機能を紹介しよう。

好みのジャンルの記事を閲覧できるタブ型ニュースアプリ

「SmartNews」

 「SmartNews」は、好みのジャンルを指定して、厳選された最新のニュース記事をすばやく閲覧できるアプリ。また、定期的に記事を自動ダウンロードしておくことで、電波の悪い状況やオフラインでも記事を閲覧できる機能などを備えている。

 初回起動時に表示されるセットアップ画面から、閲覧したいニュースジャンルなどの“チャンネル”を設定することが可能。“エンタメ”“スポーツ”“経済”などのほか、“コラム”“まとめ”“動画”などの各チャンネルのアイコンが画面に並んでおり、デフォルトではすべて選択状態となっている。不要なチャンネルのアイコンをタップして選択を外し、画面下部の[次へ]ボタンをタップしてチャンネルの設定を行うことが可能。次に表示される画面で“配信時刻”を指定し、下部の[完了]ボタンをタップすれば、設定を完了して、記事一覧画面を表示できる。

 記事一覧画面はタブ切り替え型となっており、設定した地域の天気やオールジャンルのニュース記事が一覧される[トップ]タブのほか、初回起動時などに選択した各チャンネルのタブが画面上部に並んでいる。画面を左右にフリックすることで、紙のページをめくるように左右のタブに切り替えられるほか、画面上部のタブバーでタブを選択して切り替えることも可能だ。

閲覧したいニュースジャンルなどの“チャンネル”を選択して設定する
“配信時刻”を指定し、[完了]ボタンをタップすれば、初回起動時の設定は完了

読み込みが遅いときに“Smartモード”ですばやく記事を閲覧できる

 各タブの記事一覧は、記事の見出しと画像が並べられたレイアウトで、話題のニュースなど、厳選された記事のみが一覧表示されるのが特長。画面の最上部では、いわゆる“引っ張って更新”も行え、記事一覧を最新の状態にすることができる。

 各記事の見出しや画像を選択すると、内蔵ブラウザーで記事ページを表示して閲覧可能。なお、記事ページの読み込みに時間がかかるときや、オフラインで記事ページを開けないときは、読み込み画面に表示される[Smartモード]ボタンをタップして、“Smartモード”に切り替え、白色背景のシンプルな見た目で記事を閲覧することができる。

記事一覧から見出しを選択すると、内蔵ブラウザーで記事ページが表示される
読み込みに時間がかかるときなどに、シンプルな見た目の“Smartモード”ですばやく記事を閲覧できる

 また、内蔵ブラウザーでの閲覧時に、画面を左へフリックすることでも“Smartモード”に切り替えられ、次に右へフリックすれば、元の内蔵ブラウザーの記事画面に戻すことが可能。内蔵ブラウザー画面で右へフリックすると、記事一覧に戻ることができる。

個別のニュースサイトのタブを設置できる“チャンネルプラス”

 記事一覧画面の右下にある歯車型ボタンをタップしたり、画面上部のタブバーで右端にある[設定]タブを選択することで、本アプリの設定画面を表示可能。設定画面の[チャンネルの並び替えと選択]項目からは、記事一覧画面における各チャンネルのタブの並べ替えができるほか、閲覧したいチャンネルの追加・削除が可能だ。

 また、設定画面の[チャンネルを追加する]項目または、記事一覧画面で[プラス]タブを選択して表示される画面では、個別のニュースサイトをチャンネルとして追加する“チャンネルプラス”の設定を行える。“おすすめ”や“人気”、カテゴリ別の一覧からニュースサイトを選択して登録すると、記事一覧画面に各サイト個別のタブを配置でき、そのサイトの記事だけを表示可能。

各チャンネルのタブの並び替えや、閲覧したいチャンネルの追加・削除が可能
[プラス]タブから個別のニュースサイトをチャンネルとして登録できる

 なお、既存のチャンネルのうち、“Twitter”チャンネルのタブでは、Twitterの自分のタイムラインで話題になっているニュースをまとめて一覧できる。画面の[連携する]ボタンからTwitterアカウントでログインして認証を行うと、フォローしているユーザーがURLを投稿した記事が一覧表示されて閲覧可能。

登録したニュースサイトのタブが設置され、そのサイトの記事のみを一覧できる
“Twitter”チャンネルでは、Twitterアカウントを登録して、タイムラインで話題の記事を一覧できる

最新記事の配信時刻やバックグラウンド通信を設定可能

 初回起動時に表示されるセットアップ画面または、設定画面の[配信時刻を変更する]項目では、最新記事の通知を定期的に受け取る“配信時刻”を設定できる。朝・昼・夜と1日最大3回の時刻を指定でき、時刻になると注目のニュースがプッシュ通知され、通知バーからすばやく本アプリを起動可能。

 また、設定画面の[バックグラウンド通信]項目では、アプリを使用していないときでも定期的に記事を自動ダウンロードするバックグラウンド通信を“常に有効”“Wi-Fiでのみ有効”“無効”から設定可能。あらかじめ記事を自動ダウンロードしておけば、オフラインでも“Smartモード”で記事の閲覧が可能になる。

 そのほか、内蔵ブラウザーや“Smartモード”の記事画面下部のメニューバーの各ボタンからは、記事URLをSNSなどにすばやく共有できる。TwitterやFacebookのアカウントをあらかじめ登録しておき、アプリ内の投稿画面でコメントを書き込んで記事URLを投稿できるほか、LINEやメールアプリなど、他のアプリを起動して記事URLを送信することも可能だ。

記事を自動ダウンロードするバックグラウンド通信を設定でき、あらかじめダウンロードした記事はオフラインでも閲覧可能
記事画面下部のメニューバーのボタンからSNSなどに記事URLを共有できる
「SmartNews」
【著作権者】
スマートニュース(株)
【対応OS】
Android 2.2以降
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
1.7.5(14/07/17)

(ライターズハイ:鈴木 友博)