杜のAndroid研究室

第215回

年賀状をデザインしてSNSでも送れる「自宅でカンタン年賀状2015」

テンプレートを選択して年賀状を簡単作成でき、画像出力やプリント注文が可能

 『杜のAndroid研究室』では、スマートフォン向けOS“Android(アンドロイド)”をテーマに、窓の杜スタッフが厳選したアプリなどを紹介していく。今回は、豊富なテンプレートを選択して、年賀状を手軽にデザインできる年賀状作成アプリ「自宅でカンタン年賀状2015」に焦点を当て、その使い方と機能を紹介しよう。

豊富なテンプレートを選択して年賀状をデザインできるアプリ

「自宅でカンタン年賀状2015」

 「自宅でカンタン年賀状2015」は、300種類以上の豊富なテンプレートから好みのものを選択し、写真やテキストを挿入して、年賀状を手軽にデザインできるアプリ。作成した年賀状は画像として出力でき、LINEやTwitter、Facebookで共有できるほか、自宅のプリンターを使って印刷することが可能。また、本アプリから年賀状のオンラインプリントを注文することもできる。

 起動画面の[新規作成]ボタンから年賀状のデザインを開始でき、手順に沿って操作することで、テンプレートの選択から写真やテキストの挿入、画像の出力までの作業を簡単に行える仕組み。まず、“商品選択”画面で使用するテンプレートのジャンルを選択しよう。写真を使用しない“通常年賀”や、写真を挿入できる3種類の“写真年賀状”などの年賀状のジャンルを選択できるほか、喪中はがきや寒中見舞いはがき、結婚・誕生・転居の挨拶状のジャンルを選択することも可能。

起動画面の[新規作成]ボタンから年賀状のデザインを開始できる
“通常年賀”や“写真年賀状”などのテンプレートのジャンルを選択しよう

 ジャンル選択後に表示される“デザイン選択”画面では、画面上部のメニューから用紙の種類やデザインテーマなどの“タイプ”を選択して、テンプレートを一覧できる。使用したいテンプレートを選択するとサンプル画像が拡大表示されるので、画面右上の[はい]ボタンをタップして進もう。

画面上部で“タイプ”を選択してテンプレートを一覧でき、使用したいものを選択可能
テンプレートのサンプル画像を確認したら、画面右上の[はい]ボタンをタップ

 なお、一部のテンプレートはライセンスの関係上、デザインしても画像出力やSNS共有ができず、オンラインプリントのみで利用可能なものもあるので注意。

トリミングや色調補正を行って写真を挿入可能

 写真を挿入するテンプレートを選択した場合、次に“印刷注文時の仕上げ選択”画面が表示され、オンラインプリントを注文する際の仕上げの種類を“写真貼り合わせ仕上げ”“プリンター印刷仕上げ”から選択可能。自宅のプリンターで印刷する場合には、“プリンター印刷仕上げ”を選択すればよい。

オンラインプリントを注文する場合の仕上げの種類を選択できる
写真を挿入するエリアをタップで選択し、画面上部の[写真を入れる]ボタンから端末内の写真を挿入可能

 続いて表示される“写真選択”画面では、端末内の写真を選択してテンプレートに挿入できる。テンプレート内の写真の挿入エリアをタップで選択し、画面上部の[写真を入れる]ボタンから端末内の写真を選択可能。写真の選択後に表示されるトリミング画面で、写真を拡大・縮小したり、90°ずつ回転させることができ、画面右上の[適用]ボタンをタップすれば、トリミングした写真をテンプレートへ挿入可能だ。

 また、“写真選択”画面で挿入した写真を選択し、画面下部の[色調加工]ボタンをタップすると表示される“写真加工”画面では、写真の色調補正を行える。画面下部のメニューバーで項目を選択し、写真の明るさやコントラスト、彩度、シャープを調整できるほか、フィルターを適用することが可能。写真の挿入と加工が完了したら、画面右上の[次へ]ボタンをタップしよう。

写真を拡大・縮小したり、90°ずつ回転させてトリミングを行える
明るさやコントラストを調整するなどの色調補正やフィルターの適用も可能

挨拶文や差出人情報などのテキストを編集して挿入できる

画面上部の[挨拶文を編集する]ボタンから“挨拶文”のテキストを編集可能

 写真の挿入後には、“挨拶文”“一言コメント”“差出人”といったテキストの編集と挿入を順に行える。“挨拶文”の編集画面では、画面上部の[挨拶文を編集する]ボタンから詳細編集画面を表示でき、文字の大きさや文字色を指定できるほか、用意されている文例からテキストを選択して日本語入力アプリで編集することが可能。

 編集して挿入したテキストは、ドラッグしたり、画面下部にある上下左右の矢印型ボタンをタップすることで、位置を自由に調整できる。また、画面左下の[+][-]ボタンでテキストを拡大・縮小することも可能だ。

 “一言コメント”は、“挨拶文”とは別にメッセージを挿入したいときに便利で、詳細編集画面で文字の大きさや文字色を指定し、テキストを自由入力して挿入することが可能。また、“差出人”の詳細編集画面では、自分の氏名や住所などの差出人情報を編集できる。郵便番号を入力して途中までの住所を自動で入力できるほか、旧姓をカッコ書きで追記したり、家族の名前を連名で記載することも可能。さらに、電話番号やメールアドレス、URLの記載も行える。

文字の大きさや文字色を指定できるほか、用意されている文例から挨拶文を選択可能
“挨拶文”とは別に“一言メッセージ”のテキストも挿入できる

 “一言コメント”や“差出人”のテキストは、“挨拶文”と同様に位置を調整したり、拡大・縮小することが可能。“差出人”の編集画面で右上にある[次へ]ボタンをタップすると、プレビュー画面を表示して仕上がりイメージを確認可能。

 ピンチイン・アウト操作や画面下部の[+][-]ボタンのタップで画像を拡大・縮小して確認でき、修正したい箇所がある場合には、画面左上の[戻る]ボタンから各編集画面を表示して修正することができる。仕上がりイメージに問題がなければ、画面右上の[次へ]ボタンをタップして作成を完了しよう。

住所や氏名を入力して差出人情報を編集でき、旧姓や家族の名前も記載できる
仕上がりイメージをピンチイン・アウトなどで拡大・縮小しながら確認可能

オンラインプリント注文のほか、画像出力やSNS共有が可能

 作成完了後に表示される画面の下部で[印刷注文する]ボタンをタップすると、本アプリの開発元であるカメラのアマノ(株)が提供するオンラインプリントサービスを利用して、年賀状の印刷を注文することが可能。はがきの種類と枚数を指定して注文でき、受け取り方法は自宅への宅配または店舗での受け取りを選択可能。なお、印刷料金はテンプレートごとの基本料金と、枚数に応じた印刷代の合計となり、別途、“お年玉つき年賀はがき”などのはがき代が必要となる。

 また、“作成完了”画面の右上にある[共有]ボタンをタップして表示される画面からは、画像の出力やSNSへの共有が可能。[画像保存]ボタンをタップすると、作成した年賀状の画像を端末内に保存でき、プリンターと連携するアプリを使用してAndroid端末から直接印刷したり、パソコンにデータを転送して印刷することができる。また、[LINE][Twitter][Facebook]の各ボタンをタップすれば、年賀状画像を送信したり、投稿することが可能。

[印刷注文する]ボタンから作成した年賀状のオンラインプリントを注文できる
年賀状画像を出力したり、LINEやTwitter、Facebookで送信・投稿することが可能

 このほか、起動画面の[保存データ]ボタンからは、作成した年賀状を一覧して選択でき、再編集やSNSへの共有、オンラインプリントの再注文を行うことが可能だ。

「自宅でカンタン年賀状2015」
【著作権者】
カメラのアマノ(株)
【対応OS】
Android 2.3以降
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
1.0.3(14/10/24)

(ライターズハイ:鈴木 友博)