杜のAndroid研究室

第264回

使い込むほど効率が上がるMicrosoft製ホームアプリ「Arrow Launcher」

使用頻度に応じてアプリを並べ替え。日替わりの壁紙やアプリアイコンの変更も可能

 『杜のAndroid研究室』では、スマートフォン向けOS“Android”をテーマに、窓の杜スタッフが厳選したアプリなどを紹介していく。今回は、Microsoftが開発したAndroid向けのホームアプリ「Arrow Launcher」に焦点を当て、その使い方と機能を紹介しよう。

使用状況に応じて情報を最適化するホームアプリ

「Arrow Launcher」
よく使うアプリを5つ以上選択して、[DONE]をタップする

 「Arrow Launcher」は、Androidのホーム画面を変更できるMicrosoft製のホームアプリ。アプリや連絡先、ウィジェットなどの各専用画面を表示するシンプルなデザインとなっており、使用頻度に応じてアプリを並べ替えたり、よく連絡する人物を一覧することが可能。また、日替わりの壁紙やアプリアイコンのカスタマイズを行えるほか、ホーム画面でリマインダーをすばやく書き込むこともできる。

 本アプリをホームアプリとして設定すると、よく使うアプリを選択する画面が最初に表示される。インストールされているアプリ一覧からアプリを5つ以上選択し、画面右下の[DONE]をタップすれば、初期設定を完了してホーム画面を表示可能。デフォルトのホーム画面は、[Apps][People][Recent]の3画面で構成されており、左右のフリックで画面の切り替えを行える。

利用頻度の高いアプリや、よく連絡する人物を一覧できる

 [Apps]画面では、先ほど選択したアプリを含むアプリ群が一覧表示され、タップして起動することが可能。アプリを起動するごとにアプリ一覧が更新され、使用頻度の高いアプリが左上から順に配置される仕組みとなっている。また、[Apps]画面に表示したくないアプリは、アイコンを長押ししてドラッグし、左上に表示される[Hide]にドロップすれば、以降は一覧から非表示にすることが可能だ。

ドロワー画面では、アルファベット順にアプリを一覧でき、タップして起動可能

 また、ホーム画面の最下部中央にある円形の[ドロワー]ボタンをタップすれば、インストールされている全アプリを登録したドロワー画面を表示できる。アルファベット順にアプリを一覧して、[Apps]画面に配置されていないアプリも起動できるほか、画面上部の検索バーからアプリを検索することも可能だ。

 [People]画面では、音声通話やSMSでよく連絡している人物を一覧可能。名前をタップして表示されるメニューから、すばやく相手に電話をかけたり、SMSやメールを送信できるほか、名前を長押ししてアドレス帳を起動し、連絡先の詳細を確認することもできる。また、画面右上のダイヤルパッド型ボタンをタップして電話アプリを起動し、電話をかけることも可能。

 一方、[Recent]画面では、最近使用したアプリやファイルなどを確認できる。画面上部へ直近に起動したアプリが5つ表示され、タップして起動できるほか、画面中央では、最近撮影した写真やインストールしたアプリ、発着信などの履歴を一覧することが可能だ。

[People]画面には、よく連絡する人物が一覧され、すばやく電話をかけられる
[Recent]画面では、直近で使ったアプリやファイルなどを一覧できる

画面下部のドックでWi-FiやBluetoothをON/OFFできる

画面下部を上へフリックすると、ドック部分が展開して表示され、通信や画面の設定を切り替えられる

 ホーム画面下部を上へフリックすると、ドック部分を展開して表示することが可能。ドック上部には、お気に入りのアプリを9つ配置でき、ドロワー画面からのドラッグ&ドロップなどで、アプリの入れ替えや並べ替えも行える。

 また、展開したドックの下部には、通信や画面の設定を切り替えるメニューが表示されており、ボタンをタップして、Wi-FiやBluetooth、機内モード、LEDライト、画面の回転をON/OFFできるほか、スライダーで画面の明るさを調整することも可能だ。

 なお、展開したドックの右下にある[Edit Page]ボタンをタップして表示される画面では、ホーム画面の画面構成を変更することが可能。縮小表示される各画面の右上にある瞳型ボタンをタップして、画面の表示/非表示を切り替えられ、デフォルトでは表示されていない[Widgets][Note & Remainders]画面を表示させたり、各画面を非表示にすることができる。

 また、ドラッグ&ドロップで画面の並べ替えができるほか、端末の[ホーム]ボタンをタップした際、最初に表示される既定のホーム画面を[Apps]画面から変更することも可能だ。

右上の瞳型ボタンをタップして、各画面の表示/非表示を切り替え可能
上部の[ホーム]ボタンをタップすれば、既定のホーム画面として設定できる

 追加表示できる[Widgets]画面では、ドロワー画面の[WIDGETS]タブを選択して表示される一覧からウィジェットを選択して配置可能。複数のウィジェットを配置して、1画面に収まらないときは、上下のフリックで画面を切り替えられるようになっている。

 また、[Note & Remainders]画面では、画面上部の入力エリアからテキストを書き込んで、リマインダーをすばやく登録できる。登録したリマインダーをチェックして完了したり、締切日時を設定して通知することも可能だ。

[Widgets]画面には、ドロワー画面から選択したウィジェットを配置できる
[Note & Remainders]画面では、リマインダーをすばやく登録することが可能

“Bing”の日替わり画像を壁紙に設定でき、アイコンのカスタマイズも可能

 このほか、展開したドックの右下にある[Settings]ボタンをタップすれば、本アプリの設定画面を表示可能。設定画面左上の[Change wallpaper]項目からはホーム画面の壁紙を変更でき、本アプリに収録されている画像や端末内の画像を選択して、壁紙に設定することができる。また、“Enable daily Bing wallpaper”をONにすると、検索エンジン“Bing”の日替わりの画像を壁紙に設定可能だ。

ドック右下の[Settings]ボタンから設定画面を表示可能
本アプリに収録されている画像のほか、“Bing”の日替わり画像を壁紙として設定できる

 また、設定画面の[Set icon pack]項目を選択して表示されるポップアップで“Use custom icon pack”をONにすると、アイコンパックを適用して、ホーム画面のアプリアイコンのデザインをカスタマイズできる。本アプリに収録されているアイコンパックのほか、Google Playからサードパーティ製のアイコンパックをインストールして適用でき、ブラウザやギャラリー、設定など、さまざまなアプリアイコンをカスタマイズすることが可能。

本アプリに収録されているアイコンパックのほか、Google Playからインストールしたアイコンパックを選択して適用可能
ホーム画面のさまざまなアプリアイコンのデザインをカスタマイズできる
「Arrow Launcher」
【著作権者】
Microsoft Corporation
【対応OS】
Android 4.0.3以降
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
1.0.1.18016(15/11/16)

(ライターズハイ:鈴木 友博)