杜のAndroid研究室

第265回

シンプル操作で年賀状を簡単にデザインできる「Web筆まめ for Android」

20種類のテンプレートを無償利用できるほか、テンプレートやフォントを有償で追加可能

 『杜のAndroid研究室』では、スマートフォン向けOS“Android”をテーマに、窓の杜スタッフが厳選したアプリなどを紹介していく。今回は、定番の年賀状作成ソフト「筆まめ」のAndroid版、「Web筆まめ for Android」に焦点を当て、その使い方と機能を紹介しよう。

テンプレートをもとに写真付き年賀状をデザインできるアプリ

「Web筆まめ for Android」
起動画面の[デザインから作成]ボタンから年賀状のデザインを開始できる

 「Web筆まめ for Android」は、年賀状やクリスマスカード、バースデーカードなど、各種はがきをデザインできるアプリ。好みのテンプレートに写真やテキストを挿入して簡単にデザインでき、作成した年賀状は画像保存したり、印刷することが可能。20種類のテンプレートを無償で利用できるほか、アプリ内課金によりテンプレートやイラスト素材、フォントを追加することもできる。

 起動画面の[デザインから作成]ボタンをタップすることで年賀状のデザインを開始でき、次の画面でカテゴリーを選択することで、テンプレートを一覧表示可能。好みのテンプレートを一覧から選択すると、編集画面を表示することができる。

カテゴリーを選択すると、年賀状などのテンプレートを一覧できる
好みのテンプレートを選択すれば、編集画面へと進める

 編集画面では、選択したテンプレートが画面中央に拡大表示され、写真やテキスト、イラスト素材などを挿入してデザインを完成させることが可能。まず、写真の挿入エリアをダブルタップするとメニューが表示され、[写真アルバム]項目から端末内の写真を選択して挿入できる。また、メニューの[フレームカメラ]項目を選択すれば、テンプレート全体を表示するファインダー画面でカメラを起動し、その場で撮影した写真を挿入することが可能だ。

 挿入した写真は、右下に表示される矢印型ボタンをタッチしたままドラッグして、拡大・縮小や角度の調整が可能。また、写真をドラッグしてフレーム内の位置を調整できるほか、右上のボタンをタップして写真の左右を反転させることもできる。

写真の挿入エリアをダブルタップすると、端末内の写真を選択して挿入可能
挿入した写真は、タッチ操作で拡大・縮小や移動、左右反転などを行える

テキストやイラスト素材を挿入して、こだわりのデザインに

 編集画面下部のツールバーに配置された[テキスト]ボタンからは、[文章入力]画面を表示して、テキストの入力とテンプレートへの挿入を行える。[文章入力]画面では、日本語入力アプリでテキストを入力できるほか、フォントや文字色の選択、横書き・縦書きの切り替えなどを行うことが可能。画面右上の[完了]ボタンをタップすると、入力したテキストがテンプレートに挿入され、ドラッグ操作で拡大・縮小したり、移動することができる。

 また、ツールバーの[イラスト]ボタンをタップして表示されるメニューからは、本アプリに収録されているイラスト素材のほか、端末内の画像やその場で撮影した写真を挿入できる。無料で30種類のイラスト素材を利用でき、挿入したイラスト素材は、拡大・縮小や移動、左右反転を行うことが可能だ。

テキストを入力し、縦書き・横書きやフォント、文字色などを設定して挿入可能
イラスト素材を一覧から選択して挿入することができる

 なお、編集画面の右側には、写真やテキスト、イラスト素材などのデザインを構成するオブジェクトが一覧表示される。一覧をタップして各オブジェクトを選択でき、位置の調整や拡大・縮小、オブジェクトの削除を行える。また、一覧上で各オブジェクトをドラッグ&ドロップすることで、オブジェクトの重なり順を変更することも可能だ。

 このほか、画面右下にある拡大鏡型ボタンをタップすると、画像を拡大表示してデザインを確認できるほか、その上にある[アンドゥ]ボタンをタップすれば、1つ前の作業状態に戻すことが可能。

編集画面右側の一覧でオブジェクトの重なり順を変更することが可能
画面右下の拡大鏡型ボタンをタップすれば、画像を拡大してデザインを確認できる

デザインした年賀状は画像として保存したり、直接印刷することが可能

再編集可能な形式でデザインを保存できるほか、画像保存してSNSで共有することも可能

 デザインが完成したら、ツールバーの右端にある[メニュー]ボタンからメニューを表示し、[保存]項目を選択してデザインを保存しよう。保存したデザインは、起動画面の[保存データを開く]ボタンから開いて、再編集することが可能だ。

 また、メニューの[画像形式で保存]項目を選択すれば、画像をJPEG形式で保存でき、他のアプリを使ってメール送信したり、SNSへ共有することができる。なお、保存した画像を本アプリから直接共有できる機能が、2015年12月中に追加される予定となっている。

 このほか、[メニュー]ボタンのメニューの[印刷]項目を選択して表示される画面では、印刷方法を“Android Printing”“EPSON iPrint”“Canon PRINT Inkjet”から選択して、作成したデザインをAndroidから直接印刷することが可能だ。

 なお、起動画面の[設定]ボタンをタップして設定画面を表示し、[オプション]項目を選択して表示される画面からは、480円(税込み)の有償コンテンツを購入できる。有償コンテンツを購入すると、年賀状以外のデザインも含む90種類のテンプレート、150種類のイラスト素材が追加されるほか、挿入するテキストのフォントとして「AR楷書体M」「ARマーカー体E」が選択可能になる。

有償コンテンツを購入すると、年賀状以外のデザインも含む90種類のテンプレートを利用できる
有償コンテンツには、テンプレートだけでなく、イラスト素材やフォントも収録されている
「Web筆まめ for Android」
【著作権者】
(株)筆まめ
【対応OS】
Android 4.0以降
【ソフト種別】
フリーソフト(アプリ内課金あり)
【バージョン】
1.0(15/11/19)

(ライターズハイ:鈴木 友博)