やじうまの杜

Excelはついにアイコンエディターに! これはエクセル方眼紙の正しい使い方かも?

Excelでアイコンを作成・編集できるマクロ「IconEditor」

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「IconEditor」

 ゲームからリズムマシン、果ては会議のコストを可視化するソフトにまで変身する万能ツール「Microsoft Excel」。今度はアイコンエディターにしてしまうマクロ「IconEditor」が登場しました。本当に「Excel」何にでもなりますね。

 見た目はまさにエクセル方眼紙そのもの。そういえば、「Excel」で絵画を制作する方もいらっしゃるそうなので、これは正しい変身なのかもしれません。1つのセルが1ドットを表しており、セルの塗りつぶし機能で色を塗っていくことでアイコン画像を作ることが可能です。

 機能もなかなか充実しており、PNG/BMP/ICO/JPEG/GIFファイルを読み込み、編集できるほか、クリップボードの画像を読み込むことも可能です。保存はPNG/BMP/ICO形式に対応しており、PNG形式で保存する場合にはアルファチャンネルを含めて保存できます。つまり、透明や半透明の部分を指定できるってことです。

 編集ツールも揃っています。基本は選択範囲のセルを塗りつぶして絵を描いていくのですが、特定の色を変換したり、選択範囲の明るさや鮮やかさを調節する、画像を90°ずつ回転させるといった機能を備えています。シェイプをアイコン化したり、アイコンの色を数値や演算で指定する機能は「Excel」ならでは。編集中のアイコンをリボン上にプレビューする機能も便利です。

シェイプをアイコン化して編集できます

 保存と読み込みのサイズに制限はなく、編集エリア上にある枠組みとは関係なく選択範囲に入力された色を画像として保存する仕組みのため、ドット絵作成ツールとしても使えるかもしれません。

 なお、64bit版の「Microsoft Excel」では動作しなかったので、ご注意ください。

ソフトウェア情報

「IconEditor」
【著作権者】
TAKAHASHI Naoki 氏
【対応OS】
(編集部にてWindows 10で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
1.0.1(20/06/23)