やじうまの杜

[Ctrl]、[Shift]、[Alt]、[Windows]の4キーを同時に押すとどうなる?

これが便利かどうかはあなた次第

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[Ctrl]キー、[Shift]キー、[Alt]キー、[Windows]キーのつを同時に押すと、「Office」アプリが起動する

 いささか旧聞には属しますが、今日はずっと紹介したかったのにチャンスがなかった話題を一つ。筆者も「Twitter」で耳にするまでは知らなかったのですが、[Ctrl]キー、[Shift]キー、[Alt]キー、[Windows]キーのつを同時に押すと、「Office」アプリが起動するのだそうです。

 「Office」アプリは最近のWindows 10ならばプリインストールされていると思うので(もちろん、Windows 11にも!)、手動でアンインストールしてさえいなければ、どの環境でも「Office」アプリが起動するはずです。これが便利なのかどうか筆者には判断がつかないのですが、「へぇ」とは思いました。

 「Office」アプリは、「Word」や「Excel」といった「Microsoft Office」ファミリーのアプリを起動したり、「OneDrive」に保存されているオフィス文書を検索・開くためのダッシュボードです。画面左端のランチャーにある[+]ボタンを押せば、新規ドキュメントを作成することもできます。

「Office」アプリのホーム画面。「Word」や「Excel」といった「Microsoft Office」ファミリーのアプリを起動したり、「OneDrive」に保存されているオフィス文書を検索・開くためのダッシュボード
画面左端のランチャーにある[+]ボタンを押せば、新規ドキュメントを作成することも
新規作成ボタンを除くランチャーの上3つは、それぞれ「Word」「Excel」「PowerPoint」のダッシュボード。ファイルタイプをある程度絞りたいときに活用したい

 このアプリからオフィス文書へアクセスすると、「Microsoft Office」がインストールされていない場合は、無償で使えるWeb版の「Microsoft Office」でファイルを開いてくれます。ローカルPCにデスクトップ版の「Microsoft Office」がインストールされていればそれを使ってくれるので、より高度な編集も可能ですね。

 デスクトップ版「Microsoft Office」のインストールは、「Office」アプリのホーム画面右上のボタンから簡単に行えます。「Office」アプリのバージョンによってはインストールボタンがないこともあるようですが、その場合はランチャーの一番下にある[すべてのアプリ]にアクセスしてみてください。[デスクトップ アプリのインストール]というボタンが見つかるはずです。

デスクトップ版「Microsoft Office」を持ってなくても、無償のWeb版でファイルを開ける
[すべてのアプリ]画面。デスクトップ版「Microsoft Office」のインストールやファミリーアプリへのアクセス、各種コンテンツにアクセス可能

 そのほかにも、このアプリでは他のMicrosoft製品への案内や「Microsoft Office」を使いこなす上でのヒントとコツを紹介するコンテンツへのリンクがあります。ちょっとおもしろいのは、画面右上に[今すぐ会議]ボタン(Skype Meet Now)が用意されていることですね(※)。あまり使う機会はないかもしれませんが、「Windows 10で愛用していたのに、Windows 11で削除されてしまった!」お怒りの方がいらっしゃれば、ショートカットキーからこのボタンにアクセスするのが最短かもしれないので活用していただければと思います。


※編集部注:環境によっては表示されない場合があります。

画面右上には[今すぐ会議]ボタンを用意。「Skype」で簡単にオンラインミーティングを開ける。クライアントアプリもアカウントも不要

 ちなみに、「Office」アプリがない環境で4つのキーを同時押しすると、「https://www.office.com/?from=OfficeKey」にリダイレクトされるようです。「Microsoft アカウント」でログインすると「Office」アプリそっくりのWebページが現れますが、これはPWA(プログレッシブ Web アプリ)としてローカルPCへインストールすることもできます。

「Office」アプリがない環境で4つのキーを同時押しすると「office.com」が開く。PWAとしてインストールすることも可能

 どうやら[Ctrl]+[Shift]+[Alt]+[Windows]キーは「office.com」へのショートカットとして機能し、ローカルアプリがインストール済みの場合はそれを、そうでない場合はWebブラウザーで「office.com」を表示するようになっているようです。ローカルアプリの実体も、「office.com」をローカルアプリっぽく利用できるようにPWA化したもののようですね。この点も「へぇ」って感じで、興味深かったです。