【インターネット】
「Netscape Navigator/Communicator」v4.06がリリース
「ClassLoader Java問題」、「Long Filename Mail問題」を解決
(98/08/18)
米Netscape Communicationsは、WWWブラウザー「Navigator」とブラウザーを含めたインターネットクライアントソフト群「Communicator」のv4.06をリリースした。v4.06は、Javaの弱点を突き「Navigator」のセキュリティコントロールを無効化してしまう「ClassLoader Java問題」と、受信メールに非常に長い名前のファイルが添付された場合にアプリケーションがクラッシュするといった「Messenger」の「LongFilename Mail問題(MIME buffer overflow問題)」を解決したもの。また、先月公開されたv4.5 Preview Rerease1での新機能「Smart Browsing」がこのバージョンで実装された。
今回リリースされたのは、Windows 95/98/NT 4.0、Mac PowerPC、Unixの各OS用の40bit暗号鍵バージョン。128bit暗号鍵バージョンについては後日のリリースとなる。Windows用はこれまでのバージョンと同様、Base版、Complete版、Professional版、Navigator standalone版の4タイプが用意されている。
v4.06に実装された「Smart Browsing」は、URL欄にキーワードを入力することで関連サイトを探し出す「Internet Keywords」機能と、現在閲覧しているサイトの関連サイトをリストアップしてネットサーフィンを支援する「What's Related」機能からなっている。これらの機能は先行リリースされたv4.5 Preview Rerease1の新機能だが、なかでも閲覧中のサイトに関連するサイトをNetcenterに問い合わせてリストアップする「What's Related」は、ボタンを押すだけで関連サイトがリストアップして、好きなサイトを訪ねることが可能で、ネットサーフィンの強い味方となってくれる。
新しい機能も便利だが、v4.0からv4.05までの「Navigator/Communicator」は上記2つのセキュリティ問題を抱えているため、これらのバージョンを利用している人は早めにv4.06にアップデートすることをおすすめする。
□米Netscape Communications
http://www.netscape.com/
□ダウンロードページ
http://www.netscape.com/download/index.html
□v4.06リリースノート
http://www.netscape.com/eng/mozilla/4.0/relnotes/windows-4.0.html
□Netscapeセキュリティノート
http://home.netscape.com/products/security/resources/notes.html
[Reported by dome@impress.co.jp]
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