【インターネット関連】
「Outlook Express」、「Outlook 98」日本語版のセキュリティパッチが公開
「Buffer Overrun問題」を回避
(98/08/18)
マイクロソフトは16日、「Outlook Express 4.x」日本語版と「Outlook 98」日本語版の「Buffer Overrun問題(MIME buffer overflow問題)」に対するセキュリティパッチを相次いで公開した。現在、それぞれのソフトのセキュリティ対策ページよりダウンロードできる。
「Buffer Overrun問題」は、受信メールに非常に長い名前を持つファイルが添付されていた場合にアプリケーションがクラッシュする可能性があるうえ、悪質なプログラムを送り込み実行させることも可能となってしまうセキュリティ問題。現在のところ実際に被害を受けたという報告はあがっていない。
「Outlook Express」でこの問題の対象となるのは、Windows 95/98/NT 4.0、Windows NT for DEC Alpha、Macintosh、UNIXの各OS用の、「Internet Explorer」v4.0/4.01/4.01 SP1と共に配布された「Outlook Express」。このうち、16日にセキュリティパッチが公開されたのはWindows 95/98/NT 4.0用のみで、その他のOS用に関しては後日改めて公開される予定。なお、Windows 3.1およびWindows NT 3.51版の「Outlook Express」ではこの問題は発生しない。
また、「Outlook」でこの問題の対象となるのは「Outlook 98」のみで、「Outlook97」では発生しない。
□マイクロソフト
http://www.microsoft.com/japan/
□セキュリティページ
http://www.microsoft.com/japan/security/
[Reported by dome@impress.co.jp]