【コンピューターウィルス】
ロジテック、CIHウイルス感染の追加情報を準備中
検知・駆除が可能なウイルスソフトと入手方法を公開へ
(98/08/20)
ロジテック株式会社は、同社が配布したデバイスドライバーが新種ウイルス「CIH」に感染していたことについての追加情報を20日夜にも公開する予定。このドライバーに感染していた「PECIH(V1.2)」ウイルスを検知・駆除できる検知ソフトと、その入手方法などが掲載されるという。
この問題は、同社のWebサイトで8月12日から17日まで配布されていたSCSIインターフェイスカード「LPM-SCSI-2/2A/2D」用のドライバーが、「PECIH(V1.2)」ウイルスに感染していたもの。実行形式のアーカイブそのものが感染しており、ダウンロード後にアーカイブを解凍しようと実行した段階で、コンピューターに伝染してしまう。
このウイルスはWindows 95/98上で伝染し、毎月26日にBIOSの内容を破壊するなど、コンピューターに致命的な障害を与える可能性がある。編集部で感染したファイルを入手して調べたところでは、最新のウイルス定義ファイルを使えば、ほとんどのウイルス検知ソフトでこのウイルスを検知できた。感染の疑いのある人は、同社のページをチェックしたうえで、 26日になる前に対策を講じておくことをおすすめしたい。
□ロジテック
http://www.logitec.co.jp/
□ダウンロードコーナー上ファイルのウィルス感染のご報告とお詫び
http://www.logitec.co.jp/new/v_setu.html
(新城 雅章)