【WWW関連】
ダウンロード中のヒマ潰しに最適「ZING」Ver.1.0
アートギャラリーやスペイン語レッスンなどを別ウィンドウに表示
(98/08/25)
ダイヤルアップでオンラインソフトをダウンロードしたり、重いWebページにアクセスすると表示されるまで時間がかかる。この間は実に退屈だ。そんな待ち時間のヒマ潰しに使えそうなのが「ZING」。
「ZING」は、WWWブラウザーのデータ読み込み中に独自の別ウィンドウを自動的に開き、アートギャラリーやスペイン語・フランス語のレッスンなどの多彩なチャンネルを表示してくれる。WWWブラウザーの読み込みが完了すると「ZING」のウィンドウは小さくなるので、特別な操作を必要とせず、ブラウザーの表示を妨げることもない。動きがあって楽しい「ZING」のウィンドウを見ていれば、ブラウザーの表示待ち時間も退屈せずにすむ。
ユーザーは現在15のチャンネルから好きなものをいくつか選択でき、読み込み待ちの状態になる度に選択したチャンネルがランダムに表示される仕組み。「ZING」のウィンドウ内でコンテンツを進めていくことができ、音楽が流れたり、スペイン語のリスニングができるなど内容も充実している。データはWebページを見ているときなどのトラフィックが少ないときを利用して、サーバーから受信してローカルに保存されていくので、少しずつコンテンツ用データが蓄積されていく。
「ZING」はWindows 95/NT4.0に対応したフリーソフトで、Netscape版とIE版のアーカイブが同社ホームページからダウンロードできる。このときアクセスしているブラウザーに合わせて自動選択してくれるので、特別な操作は必要ない。両方のブラウザーを使用している場合は、二つのアーカイブをともにインストールすれば、どちらのブラウザーを開いたときでも起動するようになる。
現在同社以外に6社がパートナーとしてチャンネルを提供している。ある種の時間を有効活用する新しいソフトといえるが、今後の普及にはやはりチャンネルの充実が鍵となる。より多くのパートナーの参加に期待したいところだ。
□ZING
http://www.zing.com/
(小山 文彦)