新鋭OpenGLベンチマークソフト「FogCity GL」V1.0
霧の都市を進む謎の飛行物体が3Dグラフィックで動き回る
(98/09/08)
PCゲームの主流が2Dから3Dに移り変わったことに伴い、パソコンの性能測定に用いられるベンチマークソフトでも3Dグラフィックを扱うのが一つのトレンドとなっている。そんな中、Direct3Dと並んでWindows用ゲームなどで標準的に利用されているグラフィックスライブラリーOpenGLによる、新たなベンチマークソフト「FogCity GL」が登場した。
「FogCity GL」の3Dアニメーションは、濃い霧につつまれた近代都市の上空を飛び回る謎の飛行物体を追う視点で展開されていく。3Dアニメーションの表示サイズやグラフィックのクオリティ、BGMのオン/オフを指定してベンチマークをスタートすれば、そこはもう別世界。飛行物体が通過したあと霧が分かれるような微妙な効果を表現するさまは、豪華な3Dグラフィックを使ったゲームに目が慣れたユーザーにも一見の価値があるだろう。
ベンチマーク結果は、1秒間に何回画面を書き換えられたかを示す数値(単位:fps)で表わされ、比較のために様々なマシン環境でのベンチマーク結果もすでにいくつか登録されている。優れたベンチマーク結果を出すためには、CPUよりもむしろ高性能なビデオカードの選択が決め手だ。
なお、OSR2.0以前のWindows 95で動作させるには、OpenGLランタイムライブラリー(OPENGL32.DLL、GLU32.DLL)をSystemディレクトリにコピーしておくことが必要。
□「FogCity GL」ダウンロード
http://viswiz.gmd.de/~mic/
□「Windows95用OpenGLランタイムライブラリー」ダウンロード
ftp://ftp.microsoft.com/Softlib/MSLFILES/Opengl95.exe
(日沼 諭史)