NIFTY SERVE用通信ソフト「AirCraft 97」v2.50正式版リリース
PAD処理やお知らせの読み取り機能をサポート
(98/09/17)
NIFTY SERVE用の統合通信環境ソフト「AirCraft 97」のv2.50正式版が17日に公開された。「AirCraft 97」がリリースされて以来、初めてのメジャーバージョンアップで、v2.07から半年ぶりのバージョンアップ。「PAD」を利用した巡回処理が新たに追加されたほか、検索機能の強化、外部エディターのサポートなど、細かい修正をふくめると実に1,000箇所以上の改良が施されている。現在作者のホームページやNIFTY SERVEでのサポートフォーラム(FAIRTERM)からダウンロードできるほか、「AirCraft 97」本体のヘルプメニューにある[最新版を手に入れる]コマンドで最新版を入手することもできる。
v2.50での一番の変更点はMS-DOS版の「air craft」などにも実装されていた「PAD」による巡回処理がサポートされたこと。PADはNIFTY SERVE用の通信ソフトで広く使われている、巡回処理を行うための一種のマクロ言語で、このPADを利用することで「AirCraft 97」の標準の巡回機能では対応できないような細かな巡回処理も可能となる。また、 AirCraft 97本体を起動させていない状態でも動作するタイマー機能も新たに追加され、通信費の安い深夜に自動的に巡回処理を行うことも可能になった。
なおv2.50では、ログの読み込みや検索処理を高速化させるため、関連するデータファイルの仕様が変更されている。このため、v2.00からバージョンアップした場合、初回起動時にデータファイルの変換作業が自動的に行われる。v2.50のテストバージョンの段階からこの移行作業に失敗してしまうケースが報告されていたため、正式版では失敗した際の復旧手順も用意された。v2.00からバージョンアップする際は、付属のテキストファイルにもしっかり目を通し、万が一の事態にも備えておくようにしよう。
【著作権者】DUDE(飯塚 豊) 氏
【ソフト種別】シェアウェア 2,500円または900円/年
【バージョン】2.50(1998/09/17)
□「AirCraft 97」ホームページ
http://member.nifty.ne.jp/dude/
□窓の杜からダウンロード
http://www.forest.impress.co.jp/term.html#aircraft
(新城 雅章)