フラクタル画像作成ソフト「Fractal Texture Composer」Version2.0
ホームページ素材や3D CGのテクスチャー作成に威力を発揮
(98/09/24)
ホームページ用の画像や3D CGのテクスチャーを作成するような場合、ペイントソフトなどでマウスを使ってなめらかな模様を持った画像を描くのはなかなか難しい。しかし、「Fractal Texture Composer」なら、そういったマウスで描くのが難しい画像を簡単に作成できる。
「Fractal Texture Composer」では「フラクタル」という技法を用いており、ドローソフトで使われるベクトルデータ形式のファイルのように、どんなに画像を拡大してもドットが粗くならず、細部に込み入った画像でも崩れることなく表示できる。このため、非常に細かく自然な模様の画像が手軽に得られるのだ。
「Fractal Texture Composer」にはあらかじめ「空」や「木」などの材質が14種類、「波」や「バンプ」といった表面の凹凸が5種類用意されており、それらを元にして画像のきめ細かさや光の方向、凹凸の大きさ、色などを設定していく。できあがった画像は「Fractal Texture Composer」で再度編集できる独自形式のほか、TGAやJPGで表示結果をそのままファイル出力することが可能。画像は好みのサイズに変更できるが、大きな画像は表示するまで時間がかかるため、作成中はできるだけ小さいままにし、仕上げに目的の大きさで表示確認するのが良い。
すべて一から描き始めなければならないペイントソフトで画像を作成するのは難しいが、絵心のない人でも「Fractal Texture Composer」を使えば複雑な画像でもすぐに作り出すことができる。ホームページの素材や3D CGのテクスチャーはもちろん、デスクトップの壁紙画像を作りたいというユーザーも、オリジナルの画像作成にぜひチャレンジしてほしい。
【著作権者】Uppercut Software
【ソフト種別】シェアウェア $69.95
【バージョン】2.0 (1998/01/19)
□Uppercut Softwareホームページ
http://www.beyond-3d.com/
（日沼 諭史）
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