配布サイズが約1MBの軽量WWWブラウザー「Opera」v3.5 beta 9が公開
128bit暗号鍵を利用したSSLなど高度なセキュリティにも対応
(98/09/24)
ノルウェーのOpera Softwareは21日(現地時間)、WWWブラウザー「Opera」v3.5 beta 9を公開した。同社のホームページからWindows 95/98/NT 4.0用の32bit版とWindows 3.1/NT 3.51用の16bit版がダウンロードできる。「Opera」は配布サイズが約1MBと小さく、使用する際の必須条件もCPUは386SX以上、メモリー8MB以上という非常にコンパクトなWWWブラウザー。ただし、現在のところ日本語には対応していない。
「Opera」はサイズが小さいながらも、JavaScript/CSSに対応しているほか、プロキシー設定やフレーム表示などの基本的な機能をサポート、メール送信やネットニュースの購読も行うことができる。Netscape Navigator用のプラグインファイルを用いればVDOやShockwave Flash、Adobe Acrobatなどのデータを表示させることも可能だ。
また、128bit暗号鍵を利用したSSL(v2/v3)にも対応し、高度なセキュリティを利用することもできる。SSLの後継暗号規格として有力視されているTLS(Transport Layer Security)にも対応と、サイズはコンパクトだが充実した機能をもっている。
現在、最新のv3.5 beta 9は英語版のみが公開されている。また、同社のホームページではフランス語版をはじめ計7ヶ国版のv3.21/v2.12が公開されている。今後、日本語に対応したバージョンが公開されることに期待したい。
【著作権者】Opera Software
【ソフト種別】シェアウェア $35
【バージョン】3.5 beta 9 (1998/09/21)
□Opera Softwareホームページ
http://www.operasoftware.com/
□Operaダウンロードページ
http://www.operasoftware.com/download.html
(山本 幸広 / oliver@gol.com)