「Netscape Communicator」v4.07がリリース
訪問履歴が漏れる問題を修正か
(98/10/05)
米Netscape Communicationsは3日(現地時間)、WWWブラウザーを始めとするクライアントパッケージ「Netscape Communicator」英語版のv4.07を同社のFTPサイト上でリリースした。Windows用は、Windows 95/NT版とWindows 3.1版が公開されており、含まれるソフトウェアの数の違いによって"standalone"、"base install"、"completeinstall"、"professional edition"の4つのタイプが用意されている。
現在のところ、同社Webサイトではv4.07に関するアナウンスは発表されていないが、9月下旬に各メディアで報道されたサイト訪問履歴が外部に漏れる問題を修正したものと見られる。この問題は、Webサイト管理者がJavaScriptとCGIを悪用することでユーザーのサイト訪問履歴を盗むことができてしまうという問題で、JavaScriptが動作する「Navigator」と「Communicator」のv4.06以前の全バージョンで発生するもの。実際に問題を再現させるページを表示させてみたところ、今回リリースされたv4.07では事前に警告が表示され、問題が回避できることが確認できた。
【著作権者】Netscape Communications Corporation
【ソフト種別】フリーソフト(一部商用)
【バージョン】4.07(1998/10/03)
□米Netscape Communications
http://www.netscape.com/
□ダウンロードサイト
ftp://ftp.netscape.com/pub/communicator/4.07/shipping/english/
(新城 雅章)