【第7回】
天下統一を目指して戦乱の世を駆け抜けろ！
「信長の野望Internet」、「天下統一 -相剋の果て-」
(98/10/07)
戦国時代、日本中に数々の武将が登場し、天下統一の野望に向けて幾多の戦いが繰り広げられた。これらの武将の勇姿は、400年の時を経た現在にまで語り継がれている。歴史シミュレーションゲームとは、まさにこの戦国時代をテーマとした戦略ゲームだ。自分が戦国武将となって、学校で習った歴史とは違うドラマを展開できるのがひとつの醍醐味。今回は歴史シミュレーションゲームのデモを2本紹介しよう。
「信長の野望Internet」
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| (C) 1988 KOEI Co.,Ltd.
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「信長の野望Internet」は元祖歴史シミュレーションゲーム「信長の野望」のインターネット対応版で、10月2日にリリースされた。インターネットやLANでネットワーク対戦可能なのが最大の特徴だ。プレイヤーの前に敵として立ちはだかるのは、全国に割拠する、いわばネットワーカー武将達となる。
専用サーバーが用意され、ネットワーク対戦ができるので、ゲームの醍醐味は体験版でも味わえるはず。プレイできるのは1551年（天文20年）の九州シナリオのみで、体験版の使用期限は12月31日まで。なお、製品版ユーザーとは対戦できない。残念ながら体験版に信長は登場しないが、島津家、大友家や大内家など九州を舞台に活躍する8大名から選択して遊ぶことができる。ネットワーク対戦での勝敗が短時間で決するように外交や戦争を重視した作りになっており、ターンには制限時間があるなど、スピーディにゲームは進むようになっている。対戦相手全員とチャットをしながらゲームを進められ、ゲーム内で攻守同盟を結んだ相手とは他のプレイヤーに隠れてチャットすることもできる。IRCクライアントを併用て戦国時代さながらの秘密外交を展開すれば、ゲームを有利に進められるはずだ。なお、シングルプレイも選択できるので、まずはPC相手に経験を積んで、ネットワーク対戦に挑戦するとよいだろう。
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| (C) 1988 KOEI Co.,Ltd.
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体験版ではセーブができないほか、BGMが用意されておらず、プレイ開始後30分で終了するなどの制限がある。製品版は、九州のほか、本州・関東・近畿・東北の全5地域のシナリオから戦国大名を選んで天下統一を進めていく。ただし全国版のシナリオは用意されていない。戦功ポイントを登録することでサーバーにランキングされ、各シナリオで上位30以内に入るとコーエーのWebサイトに名前が掲載される。
（1998/09/26、nobuint.exe、26.3MB、ゲームデモ）
□コーエー インターネットゲームユーザーページ
http://www.koei.co.jp/netgame/
「天下統一 -相剋の果て-」
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| (C) 1998 SystemSoft Corp.
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「天下統一 -相剋の果て-」は、システムソフトの「天下統一」シリーズ最新作。ゲームは永録8年（1565年）、室町幕府の13代将軍足利義輝が謀反により非業の死を遂げ、幕府の権威が完全に失墜して全国が戦乱の渦に巻きまれていくという新シナリオ「相剋の果て」をもとにして展開される。
ゲームは各季節を1ターンとして、各ターンは更新・軍備・政略・作戦・合戦の5つのフェイズからなる1年4ターンでゲームが進んでいく。自国の軍備や政略など平時の備えはもちろん、戦（いくさ）になったときの作戦や合戦など、各フェイズでやるべきことは盛りだくさんだ。城から城へ軍団を移動させる際は、道の太さと距離によって移動させた軍団の疲労度が変化するなど、ゲームの細部まで緻密な設計が施されている。ターンごとに時間制限はないのでじっくりと考えてプレイしよう。
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| (C) 1998 SystemSoft Corp.
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体験版では4年（16ターン）が経過した時点でゲームが終了するが、セーブは可能。製品版には「相剋の果て」に加えて「乱世の覇者」（1546年）、「覇王を継ぐ者」（1582年）、「太閤の遺産」（1599年）の4つのシナリオでプレイできる。ゲーム中は関白から太閤、征夷大将軍の順で昇格していくようになっている。一定条件を満たすと朝廷から関白の位が与えられ、さらに領土を拡大していくと秀吉の就いた太閤や武士の最高位、征夷大将軍となる。天下統一を夢見ながら、征夷大将軍を目指そう。
（1997/11/20、Soukoku.exe、13.1MB、ゲームデモ）
□システムソフト 製品紹介ページ
http://www.systemsoft.co.jp/PRODUCTS/amusement/tenka-special/
（齋藤 正穂）
