Direct3Dベンチマークソフト「3DMark 99」が公開
高品質な3Dグラフィックで幅広い解像度に対応
(98/10/28)
米Futuremark Corporationは26日(現地時間)、Direct3Dによるベンチマークソフト「3DMark 99」を公開した。3Dベンチマークソフトとして有名な「Final Reality」の開発元であるRemedy Entertainmentが開発した3Dゲームエンジン「MAX-FX Technology」を利用した高品質な3Dグラフィックが特徴。$19.95のシェアウェアで、下記URLからダウンロードできる。
「3DMark 99」では「デモモード」と「ベンチマークモード」の2種類を選択でき、「デモモード」は隕石が飛び交う宇宙空間や近未来のカーレース、霧深い森の中など、凝ったシチュエーションの美しい3Dグラフィックがそのシーンに合ったサウンドとともに次々と展開される。一方「ベンチマークモード」は、デモモードとは異なる比較的シンプルなグラフィックで3D性能を様々な面からテストする。1,600×1,200ドットまでの幅広い解像度でベンチマークを行うことができ、結果はグラフで表示できる。ベンチマーク結果を直接作者に送信することも可能だ。
現在のところ比較用のベンチマーク結果は登録されていないが、作者によると、送られてきたベンチマーク結果がある程度集まり次第、Web上に公開するとのこと。また、「3DMark 99」を使ったベンチマークコンテストを始めた日本のWebサイトもあり、このソフトを使ったベンチマーク競争が早くも熱気を帯びてきている。なお、未登録状態ではほとんどのオプションが設定できず、解像度は640×480ドットと800×600ドットの2段階からしか選択できない。「3DMark 99」を実行するには166MHz以上のCPUと、DirectX6.0のインストールが必要。
【著作権者】Futuremark Corporation, Ltd.
【ソフト種別】シェアウェア $19.95
【バージョン】1.0.0.1(98/10/26)
□3DMark.com
http://www.3dmark.com/
□Super7 World(3DMark 99 Contest)
http://www.top.or.jp/~yuyu/index2.htm
(日沼 諭史)