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【第10回】

作戦指令:せまる敵機を撃墜せよ!!
「F-16 Multirole Fighter」、「WWII Fighters」

(98/10/28)

 兵器であるがゆえ、極限の機能美が多くの人々を惹きつけてきた戦闘機。実際に操縦するにはきわめて高度な訓練が必要だが、ゲームの中でなら今日からパイロットになることができる。今回は第二次世界大戦と現代、それぞれの時代の戦闘機をモデルにしたフライトシミュレーターゲームを2つ紹介しよう。

「F-16 Multirole Fighter」

(c)1998 NovaLogic, Inc.
 「F-16 Multirole Fighter」は、アメリカ空軍の現役多目的戦闘機"F-16 Fighting Falcon"を自在に駆って様々な作戦を遂行していく戦闘機シミュレーターゲームだ。機体のグラフィックも質感あふれるもので、なんとキャノピーを通してコックピットの中が透けて見えるところまで再現されている。ゲームの動作は軽めで、3DグラフィックアクセラレーターがなくてもPentium 166マシンでプレイを楽しめる。無料のマルチプレイサーバーが用意されており、なんと最大128人で同時にプレイできるのだ。

 デモ版のミッションは基地周辺の空域をパトロール飛行し、敵機として登場する"Mirage2000"や"Su-27 Flanker"を空域から排除するのが任務だ。まずはブリーフィングでミッションの説明を受け、WayPoint(通過点)の確認や装備の変更をしよう。準備が整えばF-16に乗り込んでいよいよテイクオフだ。敵機の機影がレーダーに現れたら、敵機をロックオンして空対空ミサイルを発射しよう。反対に、自機がロックオンされると警告音が鳴り響き緊張が走るが、レーダーを撹乱するチャフや自動追尾ミサイルを騙すフレアを撒いて回避しよう。このミッションはかなり難易度が高く設定され、なかなかクリアすることはできないはずだ。マルチプレイミッションも用意されているので、腕に覚えがあればデスマッチ戦に参加して、撃墜王の名前を勝ち取ってみよう!

F-16左旋回
(c)1998 NovaLogic, Inc.
 デモ版ではシングルプレイのミッションとマルチプレイができる。デモ版用マルチプレイでは「F-16 Multirole Fighter」のデモ版プレイヤー同士はもちろん、同社のゲーム「MiG-29 Fulcrum」のデモ版プレイヤーともデスマッチ戦や共同作戦をプレイできる。製品版は既に発売されており、40のシングルプレイ用ミッションと12のマルチプレイ用ミッションをプレイできる。マルチプレイでは「MiG-29 Fulcrum」に加えて「F-22 Raptors」のプレイヤーともマルチプレイが可能だ。また、日本語マニュアルの付属した日本版がJVCアドバンストメディア(株)より12月11日に発売される予定だ。

(98/09/29、f16demo.exe、24.2MB、ゲームデモ)

□NovaLogic
http://www.novalogic.com/
□マイクロマウス(国内代理店)「ノバロジック社製品」ページ
http://www.micromouse.co.jp/nova/nllist.htm

「WWII Fighters」

鈍く光る銀色の機体
(c)1998 Electronic Arts.
(c)1998 Jane’s Information Group Limited.
 「WWII Fighters」は第二次世界大戦のヨーロッパ戦線をモチーフにした戦闘機シミュレーターゲームで、プレイヤーはアメリカ空軍の「P-47D」やドイツ空軍の「Fw190A-8」といったレシプロ機を操縦するパイロットとして出撃する。このゲームは機体の鈍い金属光沢や空中戦で飛び交う曳光弾など、まるで第二次世界大戦の記録映画でも見ているかのようなリアルなグラフィックが特徴。また、戦闘機の操縦も易しく、初心者でも気軽にプレイできるのがうれしいところだ。

 レシプロ戦闘機には現代の最新鋭ジェット戦闘機と違ってレーダーは装備されておらず、自動追尾ミサイルなどという便利な兵器も当然存在しない。機銃で敵機を撃墜するにも、地上を爆撃するにも、すべて目視で照準をあわせてタイミングよく撃たなければ着弾しない。しかし、このゲームでは敵機や地上の目標をロックしてウィンドウ表示するほか、矢印でその方向を示してくれる補助機能があるので、新任パイロットとしてのプレイヤーもすぐに目視での爆撃に慣れるはず。また、レーダーがないかわりに、僚機が敵機の位置を無線で随時知らせてくれる。無線はアメリカ空軍のときは英語、ドイツ空軍のときはドイツ語で流れ、コックピットの雰囲気が再現されており、臨場感たっぷりだ。なお、どちらの無線内容とも画面にも簡単な英語で表示されるので安心してほしい。レシプロ戦闘機パイロットになりきって、大空で敵味方入り乱れる本物のドッグファイトを味わおう!

走る火線!
(c)1998 Electronic Arts.
(c)1998 Jane’s Information Group Limited.
 デモ版ではアメリカ空軍のパイロットとしてドイツ軍の陣地になっている街を爆撃するミッションと、ドイツ空軍のパイロットとして敵機を迎撃するミッションをプレイできる。起動するたびに二つのミッションが交互に切り替わり、ミッションは開始後6分で終了してしまう。アメリカで11月に発売予定の製品版は、大戦中に活躍した名戦闘機が7機種登場し、ネットワーク経由で8人までのマルチプレイが可能になる。

(98/09/22、wwiifightersdemo.exe、56.3MB、ゲームデモ)

□Electronic Arts「Jane's Combat Simulations」
http://www.janes.ea.com/
□エレクトロニック・アーツ・スクウェア(株)(国内代理店)
http://www.japan.ea.com/findex.html

(齋藤 正穂)

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