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【第11回】

熱くバトルだ! カーレースゲーム
「TOCA TOURING CAR Championship」、「Powerslide」

(98/11/04)

 パソコンの3DグラフィックやCPU性能が向上すると同時に、ますます魅力を増してきているのがカーレースゲーム。車体や風景のリアルさはもちろん、その動きのリアルさや滑らかさが格段に増したことで、臨場感あふれるプレーが楽しめるようになった。その高品位さは、今ではアーケードゲームを超えると言ってもいい。

 今回はそんな臨場感あふれるリアルな最新ゲームデモをふたつ紹介することにしよう。

TOCA TOURING CAR Championship

ドライバーの視点
(C)The Codemasters Software Company Limited 1997-1998 and Codemasters Limited.
 実在のコースでプロレーサー相手に勝負を挑んでみたい…。そんな願望を持つ人にはTOCA TOURING CAR Championshipがおすすめ。イギリスで実際に行われているレースを再現したゲームで、DoningtonやSilverstoneなど、実在のコースを選んで走ることができる。車種もHONDA ACCORDをはじめチューニングされた10車種から選択可能だ。グラフィックの高品位さには感動を覚えるほどで、走行中の車体の微妙な傾きや風景の動きはまるで本物をみているようだ。視点は車体の後方から見たパターンのほか、ドライバーの視点での操作もでき、まさにプロレーサーになりきってプレイできるのが楽しい。

熱いバトル
(C)The Codemasters Software Company Limited 1997-1998 and Codemasters Limited.

 操作は全車種ともマニュアル車かAT車かを選べる。マニュアル車ではギアチェンジを行わなければならないのが面倒だが、コーナーを曲がる際にはブレーキを使わなくてもギアを落とすだけで曲がれるなど、微妙な操作に慣れればこちらのほうが有利。コーナー進入速度をギアで管理できるため、慣れてくると素早くコーナーを抜けることができるのだ。一方AT車の場合はギアチェンジの必要がなく、アクセルワークのみでスピードコントロールが可能だが、コーナーの際にブレーキを使うタイミングが難しい。レース中はエンジンの空転やタイヤのグリップ力の変動などの要素が加わるほか、別の車と接触すると車同士が破片を散らして壊れていくなど、まさに臨場感たっぷりな展開となる。さらに、天候によってタイヤグリップが変わったり、草地に乗り上げた際の微妙な走行性能の変化が再現されているなど、本物と錯覚するようなリアルさがいい。とにかく現実志向という人は一度試してみることをおすすめする。

 デモ版では、コンピューターと対戦するシングルレースのみプレイすることができる。また、選べる車やコースにも制限がある。製品版は発売中で、車やコースが全て選べることに加え、Championship、TIME TRIAL、ネットワーク対戦をプレイでき、2人対戦も可能だ。

(97/11/18、tocademo.exe、6.86MB、ゲームデモ)

□Codemasters
http://www.codemasters.com/touringcar/index_b.htm
□イマジニア(日本代理店)
http://www.imagineer.co.jp/imagi_n/pc/toca/
□3DFILES.COMからダウンロード
http://www.3dfiles.com/games/tocatourcarchampionship.shtml

Powerslide

スライドさせつつコーナリング
 Powerslideは仮想のコースを走る豪快なカーレースゲーム。バギーにも似た車で、カーブや高低差の激しい悪路を走るのだが、いくらひっくり返っても車は必ず元通りに戻って壊れず、垂直に切り立った崖を高速で疾走したりと、なかなか荒唐無稽な設定のゲームだ。ただし、動きはやたらとリアルで、名前のとおりカーブでハンドルを切るとすぐに車体がスライドをはじめ、まさに本物のバギーレースのよう。ネットワーク対戦型なので、学校でや会社で楽しむのも面白いだろう。最大12人が同時に思う存分バトルできる。

 操作には主にカーソルキーしか使わないため、キーボードだけでプレイできる単純さが特徴だ。マニュアル車を選べばギアアップ、ギアダウンも必要になるが、地形を問わず縦横無尽に走り回れるこのゲームではマニュアル車は少々操作が煩雑で、AT車のほうが気軽に楽しめるだろう。

斜めになって壁を疾走

 カーブでスライドに入るポイントを考えたり、スライドの方向をうまくコントロールして、豪快だがムダのない走りを目指して上位を狙おう。どんな地形でも走れる車だからこそ、コース取りがこのレースの命になる。12人まで参加できるネットワークマルチプレイで友達同士などと対戦すると、いかに相手の邪魔をしたり、カーブの際のスライド一つ一つでいかに速く抜けるかで熱く戦えるはずだ。人間同士で対戦すると、その現実味のないコースやルール設定がむしろいきてくる楽しいゲームだ。

 デモ版では、シングルプレイとマルチプレイのシングルレースをプレイできる。車種やコースの選択にも制限がある。アメリカで11月に発売予定の製品版では、遊べるコース数と車数の制限がなくなるほか、Championship、Timetrial、Custom cupなどもプレイ可能になる。

(99/04/12(オリジナルタイムスタンプのまま)、powers.zip、5.75MB、ゲームデモ)

□Ratbag Games
http://www.ratbaggames.com/

(清水 雄一郎)

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