Microsoft、「Internet Explorer 5」一般評価用ベータ版をリリース
「IntelliSense」をキャッチフレーズに、操作の単純化、自動化を図る
(98/11/04)
米Microsoftは4日(現地時間)、次期WWWブラウザー「Internet Explorer 5」の一般評価向けベータ版をリリースした。英語版のみのリリースで、現在Windows 98、Windows 95/NT 4.0、 Windows 3.1/NT 3.51、UNIX用がダウンロードできる。
Microsoftは「IntelliSense」をキャッチフレーズに、IE 5で改善された点として、操作の単純化、自動化、柔軟性の向上の3つを挙げている。具体的には、アドレス欄に誤入力した文字を自動的に修復する "AutoCorrect"機能や、URLを入力した後に入力する [Enter]キーの代わりとなる"Go"ボタン、子供に有害なサイトを除外する機能など、様々な機能が追加されている。
編集部で実際に試したところ、まず目につくのがIE 4でも実装されていたオートコンプリート機能だ。これまでのように入力したURLの続きが自動補完される方式ではなく、アドレス欄の下に候補となるURLが一覧表示され、その中から選択する方式に変更された。"AutoCorrect"機能では、例えば"htttp;\\www.forest.impress.co.jp/"と誤入力した場合でも、窓の杜のWebサイトに接続される。
"Internet Option"の"Program"の設定では、新たにHTMLエディターの項目が追加され、複数のHTMLエディターが登録された場合は、ツールバーの"Edit"ボタンから任意のHTMLエディターを選択することが可能になった。Cookieや「お気に入り」のインポート/エクスポート機能も搭載され、Netscape NavigatorのCookieやブックマークとの間でデータの交換が可能になっている。
なお、IE 5のカスタマイズや管理などを支援する管理者向けツール「Internet Explorer Administration Kit 5」も同日公開された。
□Internet Explorer Home(英文)
http://www.microsoft.com/windows/ie/
(新城 雅章)