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【第12回】

Flip!Flip!ピンボール三昧だ
「Microsoft Pinball Arcade」、「ゴールデンログレス」

(98/11/11)

 コンピューターゲームの中でも歴史が古く、定番中の定番といってもいいのがピン ボール。一見、フリッパーでボールをはじくだけの単純なゲームのようでいて、用意 されたストーリーやオリジナルの仕掛けによってそれぞれ攻略方法を編み出さなけれ ばならず、「頭脳+反射神経」が必要になる。それが長い人気の秘密かもしれない。

 今回は往年の名ピンボール台を再現した雰囲気満点の台と、壮大なスケールのストー リー性が楽しめるピンボールゲームをふたつ紹介しよう。

「Microsoft Pinball Arcade」

「Microsoft Pinball Arcade: Humpty Dumpty」
(C)1998 Microsoft Corporation. All rights reserved.
 「Microsoft Pinball Arcade」は、ピンボールを生み出したGottlieb社からライ センスを受け、'30年代のピンボール創世期から'90年代前半にかけての7台の名ピン ボール台を忠実に画面に再現したゲーム。周囲の様子が映り込むボールは銀色に輝い て美しく、動きも実物さながらだ。効果音やBGMも実際の台から採り込まれたもので、 まさに画面上に出現した本物のピンボール台だ。そして、プレイヤーはこのゲームで 一夜にしてピンボールの歴史をたどることができるというわけだ。

 まず、デフォルトの設定では106日本語キーボードで一部の操作ができないため、 メニュー画面の"OPTIONS"から"Change Controles..."で適当なキーを割り当ててほし い。"Nudge from Right"に『\』キーを、"Additional Right Flipper"に『]』キー を割り当てるとよいだろう。ゲームはコインスロットにコインを投入し、プレイヤー の人数のボタン押すと開始される。プランジャーを引いてボールを打ちだしたら、 ボールに集中してフリッパーを操作しよう。左右のフリッパーを同時に上げてしまう ダブルフリップは、失敗の元になるので禁物だ。また、台に慣れてきたら揺らし (nudge)にも挑戦してみよう。左右のフリッパーのまん中や、横からアウトレーン にボールが落ちそうなコースになっても、先手を打って台を揺らすことでコースを変 えられるのだ。ただし、揺らしすぎるとペナルティーとしてボールを没収される 「Tilt」になってしまうのでほどほどに。

 デモ版では、'82年発表の「Haunted House(幽霊屋敷)」台のみプレイできる。 「Haunted House」は上下にも小さなフィールドがある3重立体構造のトリプルデッカー を初めて採用した台だ。製品版ではそのほかに、まだフリッパーのないピンボールの プロトタイプ「Baffle Ball」や、初めてフリッパーの付いた「Humpty Dumpty」など 全7台がプレイできる。製品版の発売はアメリカで今年中に予定されている。

(98/10/21、mspinbal.exe、4.58MB、ゲームデモ)

□Microsoft Pinball Arcade
http://www.microsoft.com/games/pinball/

「ゴールデンログレス」

キャメロット城台 銀の盾をゲット
(C)1997 LittleWing Co. LTD. All Rights Reserved
 ピンボールゲーム一筋にリリースしてきた、リトルウィングの放つ最新作がこの 「ゴールデンログレス」だ。イギリスはブリテン島のアーサー王伝説をモチーフに、 今まで以上にストーリーを深く絡ませた意欲作になっている。美しいピンボール台の プレイ画面、騎士たちの声、BGMが雰囲気を盛り上げてくれる。また、じっくりとこ の壮大な伝説を完成させていけるように、セーブ機能も用意されている。

 「ゴールデンログレス」は戦乱で荒廃したログレス王国が舞台になっている。プレ イヤーの最終目的は、キャメロット城台、ランズエンド台、フィッシャーキング台の 3つのピンボール台でのプレイを通じて、ログレス王国の復興を果たすことだ。3つの 台にはそれぞれ特徴があり、たとえばランズエンド台では、たくさんのボールが同時 にフィールドを飛び交うマルチボールがメインになっている。このゲームでは当然な がら、漫然とボールをフリッパーではじいているだけでは王国の復興はおぼつかない。 それぞれの台に設定されたフィーチャーと呼ばれる仕掛けをクリアしていくことで、 冒険を一歩一歩進めていく。仕掛けをクリアするのはもちろん、かくしフィーチャー を発見するのもピンボールの醍醐味だ。「ゴールデンログレス」では画面右側にフィー チャーの達成状況が逐一表示されるので、初心者でも比較的プレイがしやすくなって いるのがうれしいところだ。

ランズエンド台 ボールが2つある
(C)1997 LittleWing Co. LTD. All Rights Reserved
 デモ版では1分から1分半のプレイ時間制限やセーブができないなどの制限がある。 製品版ではハイスコアレポートを出力でき、そのレポートの内容をリトルウィングの ページで登録することでランキングされるようになっている。またリトルウィングの ページでは「ゴールデンログレス」以外にも、同社による3つのピンボールゲームの デモ版をダウンロード可能だ。

(98/08/19、glw_demo_j.lzh、26.1MB、ゲームデモ)

□LittleWing PINBALL Home Page
http://www.littlewing.co.jp/jpn/

(齋藤 正穂)

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