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音声のみでブラウザーを操作「Web-TalkIt」v1.0
ホームページの表示や、ブラウザーの操作を音声で!

(98/11/20)

「Web-TalkIt」v1.0  よく利用するWebページを呼び出すとき、ほとんどの人はお気に入りやブックマークを利用しているはずだが、これらの機能は便利な反面、あまり登録しすぎると操作がかえって面倒になってしまうことがある。どこに登録したかを忘れてしまい、結局探している間にサーチエンジンで検索したほうが早かった、なんてことになりかねない。

 もし、もっと直感的にすばやくWebページを呼び出す方法はないかと考えている人がいれば、「Web-TalkIt」というソフトを使ってみるのも一つの手だ。このソフトを使うと、音声で手軽にWebページを呼び出すことができ、なおかつブラウザーの操作も同時にできてしまうのだ。

 Web-TalkItは、Webページの呼び出しや、読み込みの中止、直前に見ていたWebページへの移動などを音声入力によって行うソフト。そのため、サウンドカードとマイク、Pentium 150MHz以上の環境が必須となる。Webページごとに音声を自分で登録するシステムのため、日本語環境でも問題なく利用できる。なお、複数のブラウザーがインストールされている場合は、通常使うブラウザーに設定されているものが、音声による操作の対象となる。

 ソフトをインストールすると、まずマイクの入力・スピーカーの出力レベルの調整が行われる。入力レベルの調整はコントロールパネルのマルチメディアのプロパティから行うことができる。この際、レベルメーターが表示されるが編集部の環境ではうまく表示されなかった。その後、海外の著名サイトなどの登録設定が自動で行われる。登録時に「Please Say」としてサイトの名前が表示されるが、長いサイト名などは省略した形で登録してもよい。URLは自由に追加できるので、お気に入りのURLをどんどん登録しよう。なお、「Listening Mode」をスタートさせれば、音声での操作が行えるようになるが、URLや音声の登録は行えなくなる。登録する場合は、「Listening Mode」をストップしてから行おう。

「Web-TalkIt」利用イメージ  音声で制御できるブラウザーの操作は最大化/最小化、印刷、リロード、スクロールアップ/ダウンなど。なお、URLやブラウザーの操作に対して自分が登録した音声が分からなくなった場合は「What I Can Say?」という機能を使って確認することができる。ここでは自分が登録した音声、つまり自分の声が再生され、登録した音声を確認できる。また、音声が認識されにくい場合などは、この機能を使って登録した音声を確認するか、音声の再登録を行おう。

 「まどのもり」と喋れば窓の杜のページへ飛び、「にっけい」で日経新聞のページへ、「もどる」で一つ前のページのページへ戻す、こんな操作が手軽にできてしまう。友達の名前を呼ぶと、その本人のページへ飛ぶようにするというのも面白いかもしれない。ただし、職場などで使う場合には、周囲に対してある程度の説明や気配りが必要。これを怠ると、「あいつはパソコンに喋りかけている」などと周りの人に誤解されてしまうということになる。

【著作権者】Grover Industries
【ソフト種別】シェアウェア 14.95ドル
【バージョン】1.0 (98/05/01)


□Grover Industries - Voice Recognition Software
http://www.groverind.com/

(山本 幸広)

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