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【第16回】

冬だ!雪だ!スノーボードだ!
「X Gamers Pro Boarder」、「Snow Wave: Avalanche」

(98/12/09)

 今年は久しぶりに冬らしい冬になりそうだが、ウィンタースポーツといえば、すっ かりポピュラーになったスノーボード。豪快に滑り下りる爽快感だけでなく、なんと いっても「魅せる」要素が人気のヒミツといえる。今回は、そんなスノーボードの魅 力を存分に楽しめるゲームを2つ紹介しよう。

「X Gamers Pro Boarder」

 「X Gamers Pro Boarder」は世界的に有名なプロのスノーボーダーになりきって、ハーフパイプやボーダークロスなどの様々なスノーボード競技をプレイするゲームだ。雪の質感まで再現する3DグラフィックやノリのいいBGMが、プレイヤーをすっかりゲレンデにいる気分にしくれる。マルチプレイがサポートされ、互いにテクニックを披露しながらプレイを楽しむこともできる。

 操作はキーボードのみでもできるが、微妙なボードさばきのできるジョイスティックとの併用がおすすめだ。左手の人差し指を[F]に置いて、右手がテンキーまたはジョイスティックというスタイルがプレイしやすい。「X Gamers ProBoarder」を起動して、[1 player]をクリックすると、プロボーダーとスノーボードの選択画面になる。スノーボードの特性はスピード、曲がり具合、トリックの重視度としてグラフで表示され、どの競技に向いているかも表示されている。プレイしたい競技に応じて選択しよう。

 次に競技の選択画面になるが、デモ版では『midnight express』と『halfpipe』のみ選択可能になっている。『midnight express』は、夜間コースをいかに速くゴールするかを競う競技だ。滑降をはじめると黄色い旗でコースの目安が示されるが、単純にそれに従っていてはトップをとるのは難しい。いかにショートカットできるルートを見つけられるかが勝負の分かれ目だ。『halfpipe』はその名のとおり、パイプを半分に切ったような谷状のコースをジグザグに滑降しながら、トリックと呼ばれる回転やひねりなどのテクニックをジャンプに織り交ぜていく競技だ。トリックの種類や組み合わせによってポイントが与えられ、合計点がもっとも高いボーダーが勝者になる。どちらの競技もメニュー画面でしばらく待っているとデモプレイが始まるので参考にしよう。

 デモ版はマシン環境によっては起動しないことがある。その場合は「X Gamers Pro Boarder」がインストールされているフォルダ(デフォルトでは"C:\Program Files\XGames Pro Boarder Demo\")にある"Movies"というフォルダ名を、他の適当な名前に変更することで正常に起動するようになる。製品版では9つの競技や8人のプロボーダーを選択でき、2,112種類ものトリックがサポートされている。既にアメリカでは発売中。

(98/11/28、proboarder.zip、34.5MB、ゲームデモ)

□Pro Boarder
http://www.proboarder.com/home.html
□3DFILES.COMからダウンロード
http://www.3dfiles.com/games/xgamesproboarder.shtml

「Snow Wave: Avalanche」

『BIG JUMP』でクールなトリック!
(C)1998 Midas Interactive Entertainment BV
 「Snow Wave: Avalanche」は「X Gamers Pro Boarder」と同じく3Dグラフィックによるスノーボードをクールに楽しめるゲームだ。「Avalanche(雪崩)」の名のとおり、スノーボードの醍醐味であるスピード感あふれる爽快なプレイを堪能できる。また、あふれるスピード感にピッタリのノリノリなBGMが、クールな雰囲気をさらに盛り上げてくれる。マルチプレイにも対応し、ネットワーク上のボーダー同士でクールさを競い合うことも可能だ。

 「Snow Wave: Avalanche」にはインストーラーが付属していないので、ダウンロードしたファイルを適当なフォルダに解凍しよう。インストールしたフォルダにある"Setup.exe"を実行すると、グラフィックなどの各種設定が可能になる。起動に失敗する場合はUSB機器をすべてはずしてから試してほしい。"SnowWave.exe"がゲーム本体の実行ファイルなので、ショートカットを作っておこう。操作はキーボードかジョイスティックで可能だが、キーの割り当てについてはホームページから操作方法を説明したファイル(アーカイブ名がデモ本体と同じなので注意)をダウンロードして参照してほしい。


『BOARDERCROSS』ではバランス感覚がポイント
(C)1998 Midas Interactive Entertainment BV
 「Snow Wave: Avalanche」を起動し、英語やスペイン語など6ヶ国語のなかから表示する言語を選択した後、プレイしたい競技を選択する。デモ版では『BOARDERCROSS』と『BIG JUMP』のみプレイ可能だ。『BOARDERCROSS』はいわゆる回転競技で、コース上にある旗の左右を交互に滑り抜けていき、タイムを競うものだ。8回ミスをすると失格になる。コースは峠道を利用したものになっており、途中に橋があったりとなかなか楽しい。滑り出してスピードがでてくると曲がりにくくなるが、旗の外側をターンするときに[Ctrl]キーを押しながら曲がるとうまくいくはずだ。『BIG JUMP』は、スキーのジャンプ競技のように飛距離を競うのではなくジャンプ中に様々なトリックを披露して点数を競う。ぜひクールなテクニックを身につけよう。

 デモ版ではシングルプレイのみ可能で、コースやジャンプ台はそれぞれ1つづつ、ボーダーも1人のみ選択可能になっている。製品版では『BOARDERCROSS』に6つのコース、『BIG JUMP』に20のジャンプ台が用意されており、既にイギリスなどで発売されている。

(98/10/21、snow.zip、11.8MB、ゲームデモ)

□Snow Wave Avalanche
http://www.gamesarena.com/snow/index1.html
□3DFILES.COMからダウンロード
http://www.3dfiles.com/games/snowwaveavalanche.shtml
□操作方法ファイル
http://www.gamesarena.com/tech/snow.zip

(齋藤 正穂)

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