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1998年オンラインソフト10大ニュース


【年末企画】

読者が選ぶ1998年の10大ニュース

(98/12/25)

 「窓の杜」では今年も1年間、たくさんのオンラインソフト関連ニュースをお届けしてきた。そんな中、皆さんはどんなニュースが印象に残っているだろうか? 読者投票により決定した1998年の10大ニュースをお伝えする。

 投票は12月14日から21日にかけて、特設ページで実施。あらかじめ用意した主なニュース21項目の中から5つを選択してもらう方式で1,587人の方から回答をいただいた。有効投票数は6,282票。集計の結果、下記の10項目が今年の10大ニュースとして選ばれた。

順位ニュース得票数
1MP3再生プレイヤーが流行850票
2Netscape Communicator 5(Mozilla)のソースコードが公開766票
3シェアウェアの不正使用問題が話題に579票
4Windows 98の発売とオンラインソフトの対応化525票
5WWWブラウザーでセキュリティーホールが続々見つかる480票
63Dゲーム・ベンチマークなど、3Dを利用したソフトが急増342票
7電波少年的懸賞生活ソフト~なすびの部屋が公開307票
7メッセンジャー系ソフトの流行307票
9オンラインで自動バージョンアップが可能に306票
10CIHウイルスの流行が話題に304票

 1位は「MP3再生プレイヤーの流行」。高音質なオーディオファイル形式MP3の普及とともに再生プレイヤーも多数登場し、単にMP3を再生するだけでなく、ビジュアル面を重視してユーザーインターフェースをカスタマイズする機能がはやった。MP3関連のツールは今年もっともホットだったジャンルと言える。

 Netscape Communicatorの無料化とともに発表されたのが、2位の「Netscape Communicator 5(Mozilla)のソースコードが公開」。これによって、世界中の開発者の手によってNetscape Communicator 5が開発されることになった。なお、ソースコード公開後に、Netscape独自のライセンス条項「Netscape Public License(NPL)」が公開され、開発を支援する「Mozilla.org」がオープンした。

 3位の「シェアウェアの不正使用問題が話題に」は、一部のシェアウェアに、不正使用した場合に限ってHDDのデータを消去してしまうロジックが誤って混入していることがわかって話題になったもの。インターネットなどで不正流通している特定のユーザーIDとパスワードを入力した場合に発生することから、この問題をきっかけにシェアウェアの不正使用に関する関心が高まり、また作者側がどこまで対不正使用の機能を盛り込むのが許容範囲と言えるのかが話題となった。

 今年もっとも意外なニュースだったのが7位の「電波少年的懸賞生活ソフト~なすびの部屋が公開」だ。「進ぬ!電波少年」(日本テレビ系列)でおなじみの'なすび'がWindows 95対応ソフトとなって登場。パソコン上で愛嬌たっぷりのなすびが軽快に動き回って人気を呼んだ。インターネット上で電子ハガキ(30枚1,000円)を購入することによって番組同様、懸賞に応募できる。また、懸賞情報誌とインターネット懸賞情報サイトと連動して実際の懸賞に応募できるのが最大の特徴だ。テレビメディアとオンラインソフトの融合という意味で画期的だった。

 このほか、10位以下ではインターネットからシェアウェア送金が簡単にできる「ベクターがシェアレジサービスを開始」や、「オンラインソフトに関するメールサービスが活発化」、「ハードウェアの設定関連ツールが増えた」などが続いた。

(窓の杜編集部)

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