IBMが点字ワープロ「Win-BES 99」をフリーソフト化
点字を知らない人でも点字本を作成できる
(99/01/13)
日本アイ・ビー・エム(株)は11日、点字ワープロ「Win-BES 99」の無償配布を開始した。「Win-BES 99」は、これまで「点字編集システム」として販売していた製品をフリーソフト化したもの。Windows 95/98対応で、現在同社のホームページからダウンロードできる。
「Win-BES 99」は6点入力、かな入力、ローマ字かな入力、英数入力に対応した点字ワープロ。点字を意識せず、通常のワープロのように文書作成を進められるのが特徴。点字表示させた場合も、点字の下に墨訳(点字に対応するカタカナ)を表示させることができる。通常のプリンターのほか、点字プリンターにも対応しているので、点字を知らない人でも簡単に点字本を作成することが可能だ。また、同社のソフト「ProTALKER97」を使えば、点字の読み上げも可能になる。
有料のサポート窓口も用意されており、同社によると「Win-BES 99」は今後も改良を続けていく予定とのこと。そのほか、13日には、同ソフトのDOS版「DOS-BES 97」の無償配布も開始された。
【著作権者】日本アイ・ビー・エム(株)
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】-
□バリアフリーの扉
http://www.ibm.co.jp/accessibility/
(小山 文彦)