「WinGroove」が4か月ぶりにバージョンアップ
新版ではWindows NTでのドライバー組み込みをサポート
(99/01/14)
ソフトウェアMIDIシンセサイザーの「WinGroove」が12日、v0.A2にバージョンアップした。「WinGroove」はWAVE再生機能を使ってMIDI音源をエミュレートし、MIDI音源カードなどが搭載されていなくてもリアルなMIDI演奏を楽しむことができるソフト。
v0.A2での主な変更点はWindows NT 4.0でのドライバ組み込みをサポートしたこと。Windows NT4.0上でも「WinGroove」をMIDIデバイスとして認識するようになり、ゲームやMIDIプレイヤーなど他のアプリケーションから「WinGroove」を利用できるようになった。その他、WAVE音源との同期方法を改善するなどの細かい修正が加えられている。
v0.A2のリリースに伴い、4か月ぶりにユーザー登録の受け付けが再開された。また登録ユーザー向けに登録IDとパスワードを再発行したり、登録メールアドレスを変更するためのコーナーが、作者ホームページに設置されている。「WinGroove」は'98年9月に、一部のバージョンでハードディスクの内容を消去するプログラムを誤って混入していたことが問題となり、それ以来新規のユーザー登録受け付けを中断していた。
【著作権者】あざらし 氏
【ソフト種別】シェアウェア 2000円
【バージョン】0.A2(99/01/12)
□あざらしページ
http://www.cc.rim.or.jp/~hiroki/
□「WinGroove」の旧バージョンにディスク内容を消去する問題
http://www.forest.impress.co.jp/article/1998/09/09/wingroove.html
□WinGroove作者が新たにディスク消去問題の詳細を公表
http://www.forest.impress.co.jp/article/1998/09/16/wingroove.html
(新城 雅章)