ネットワーク構成図や負荷を表示する「NetSeeker」v1b
ネットワーク環境のトラフィック調査ができる試用版ソフト
(99/01/19)
LANを利用していると、ネットワークが重く感じた際に、ネットワークのどこの部分に負荷がかかっているのかを確認したくなる。そんな場合にはネットワークの構成図を表示し、トラフィックの状態を視覚的にわかりやすく表示する「NetSeeker」がおすすめだ。
このソフトはsetup.exeを使用してインストールするのとは別に、ネットワークに「NetSeeker Promiscuous Ethernet Driver」というプロトコルを追加する必要がある。このプロトコルの追加はネットワークのプロパティでプロトコルの追加を指定し「ディスク使用」によりこのソフトを解凍したディレクトリからWindows 95/98ならばFile95.inf、Windows NTならばFilent40.infを選ぶだけと簡単だ。
このソフトを実行すると、画面上部にネットワーク構成図が表示され、トラフィックがない場合は各機器は黒いネットワーク線で結ばれる。トラフィックや飽和率が増えるにつれて、ネットワーク線種が、黒細線→緑細線→黄太線→橙中太線→赤極太線に変わり、またネットワークに大きな負荷を与えている機器のアイコンには「!」が表示され、視覚的にネットワークのどこの部分に負荷がかかっているかがわかる。
ネットワーク図ではなく接続機器を一覧表示することも可能で、その場合にはトラフィックや飽和率を数字で表示する。画面下部には、ネットワーク全体のトラフィックモニタが表示され、トラフィックまたはネットワークの飽和状態をリアルタイムにグラフ表示する。また、機器アイコンを右クリックし、「個別情報表示」を選ぶと機器個別のトラフィックモニターなどを表示させることもできる。ただし、このソフトは10Base-Tと100Base-TXを自動で判別しないので、手動で選択しなければならない。
このソフトは(株)メルコが開発したネットワークチェックプログラムで、本来はメルコ社製のハブにバンドルされているものだが、試用版をメルコのサイトからダウンロードすることができる。試用期間は5日間で、それ以上継続して使用する場合はメルコのサイトでアンケートに答え、レジストリコードを入手する必要がある。
【著作権者】(株)メルコ
【ソフト種別】アンケートウェア
【バージョン】1b(98/08/24)
□NetSeeker ダウンロードサービス
http://www.melcoinc.co.jp/qa/netseek.html
(山崎 真裕)