【第19回】
NBAプレイヤーになりきってダンクシュート!
「NBA Live 99」
(99/01/20)
NBAといえばマイケル・ジョーダンの引退や労使問題など、バスケットボールファンには残念な話題が少なくない。とはいえ、今シーズンの開催も決定され、ゲームソフトNBA Liveシリーズの最新版「NBA Live 99」も発売されることになった。「NBA Live 99」はスター選手のビッグプレイを、家に居ながらにして味わえる臨場感あふれるスポーツゲームだ。
「NBA Live 99」では前シーズンの「NBA Live 98」をパワーアップし、今シーズンに合わせた最新のデータになっている。特にグラフィックが強化され、選手の顔が本人ソックリに作られている。シュートが決まれば笑顔になったり、顔の表情まで変化し、顔だけでなく背格好まで選手本人にちゃんと合わせてあるのは驚きだ。サウンドも素晴らしく、シューズが床をこするキュッキュッという音まで再現されていて、試合の雰囲気がバッチリ伝わってくる。観客の歓声は本物の試合と同様、状況によって様々に反応し、リズム感あふれる応援や口笛が雰囲気を盛り上げてくれる。ゲームの開始時や反撃する際など、ゲームの要所で流れてくるBGMはとてもクール。できるだけボリュームを上げてプレイしたいところだ。まるで実際のコートサイドにいるような臨場感が味わえる。
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(c) 1999 Electronic Arts. All rights reserved. |
デモ版のファイルサイズは16.6MBと、最近のゲームデモとしてはダウンロードしやすい大きさだ。ダウンロードした"nbalive99demo.exe"を実行すると、インストーラーが起動するのであとは指示通りに進めるだけ。インストールが完了したら、まずスタートメニューから[NBA Live 99 Demo - 3D Setup]を実行しよう。リストボックスで3Dグラフィックアクセラレーターを選択し、[Test Performance]ボタンを押すとプレイ可能か判定してくれる。ボタンを押して"PASSED"と表示されればOKだ。デモ版ではオールスター戦のみプレイ可能で、1クォーター3分で、2クォーターまでプレイするとゲーム終了になる。
「NBA Live 99」を起動すると、まず難易度などの各種設定画面が表示される。[STYLE]ではアーケードかシミュレーションの2つのモードを選択できる。アーケードモードはルールが簡略化されてプレイしやすく気軽に楽しめるが、シミュレーションモードでは、バックパスなどのバイオレーションが設定され、実際のルールに則したより難易度の高いゲームが楽しめる。右下の緑色のチェックをクリックするとコントローラーの選択画面になる。ここで、EastとWestそれぞれのチームを、キーボードかゲームパッドのどちらで操作するかを選択するようになっている。中央のゲームパッドやキーボードのアイコンを、操作したいチームの枠内にドラッグしよう。1人でプレイするときは、相手チームのコントローラーを選択をしないでおけば、PCが対戦相手になってくれる。ちなみにPC同士で対戦させると、勝手に試合が進められ、その試合の運び方が実際の試合のようにリアルに展開される。ぜひ観戦してプレイの参考にしよう。コントローラーを選択した後、また緑色のチェックをクリックすれば、各ポジションのスターティングメンバーを割り当てる画面になる。以上の設定は基本的にはデフォルトのままでもよいが、好みに応じて変更すると「NBA Live 99」をより楽しむことができる。これで試合の準備は完了だ。
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さて、いよいよプレイ開始だ。ここでは手軽にプレイできるアーケードモードについて紹介しよう。各選手がコート内に入ってくるシーンでは気合を入れたり、靴ひもを結びなおしたりと、試合開始前からリアルな動きに驚かされる。プレイヤー自身もここで気合いをいれておこう。試合が始まったらボールに集中してプレイだ。自分が操作しているプレイヤーには足元に緑色の円が表示され、オフェンスの時は常にボールを持った選手が操作対象となる。[Ctrl]でうまくパスを回して、ゴール下までボールを運ぼう。相手のディフェンスを振り切ってフリーになったらすかさず[SHIFT]でシュートだ。ダンクシュートやスリーポイントシュートなどが豪快にキマると、リプレイが表示される。自分のシュートがアップになって、スローモーションでじっくりと堪能できる。
ディフェンス時は操作対象が[Ctrl]でボールに一番近い選手に切り替わる。[Shift]でジャンプしてシュートをブロック、さらにリバウンドを奪ったり、スキあらばパスカットをしたりしてボールを確保するのだ。とにかくチャンスあらば即シュートで、実際の試合さながらに大量得点をゲットしていこう。NBAの雰囲気をあますことなく再現されている「NBA Live 99」は、ファンはもちろんNBAをよく知らない人にもぜひプレイしてほしいゲームだ。
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製品版ではNBAの全チームと選手でプレイが可能で、シカゴ・ブルズの「United Center」など13のコートで試合をプレイできる。試合はシーズンと同じように優勝を目指したり、オールスター戦や好きな選手を自由に選んでチームを組んだりすることも可能だ。また、ネットワークでのマルチプレイも可能になっている。アメリカで近日発売予定。
(99/01/13、nbalive99demo.exe、16.6MB、ゲームデモ)
□EA SPORTS - NBA Live 99
http://www.easports.com/99/nba99/
□3DFILES.COMからダウンロード
http://www.3dfiles.com/games/nbalive99.shtml
(齋藤 正穂)
動作環境
| 必須 | 推奨 |
CPU | Pentium 100MHz | Pentium 166MHz |
メモリ | 16MB | 32MB |
3Dグラフィック | 65,535色表示可能、ビデオメモリー1MB | 3dfx Voodooシリーズ(Glide 2.42以降) |
CD-ROMドライブ | 4倍速 | 8倍速 |
HDD必要空き容量 | 45MB | 125MB |
入力装置 | マウス | Gravis Gamepad Pro、10ボタン以上のゲームパッド |
その他 | Windows 95、DirectX 5、DirectSoundをサポートしたサウンドカード |
サポートされている機能・規格
グラフィック | Direct3D、Glide |
ネットワーク | IPX、モデム |