OpenGL対応のデスクトップ3D表示ソフト「3DTop」が公開
立体化されたデスクトップ領域に3D化したアイコンを表示
(99/01/27)
デスクトップを3D表示するソフト「3DTop」が22日に公開された。3DTopはOpenGLを利用して、デスクトップ領域やアイコンを3D表示にすることができる一種のシェルユーティリティ。ただし、3D表示されたアイコンは今まで通りダブルクリックからソフトを起動することはできるが、プロパティの表示などの右クリックメニューから利用できる機能の利用は制限される。利用するにはOpenGLのライブラリがインストールされている必要がある。Windows 95/98/NT 4.0で利用可能なフリーソフトで、OpenGL対応のハードウェアを利用することが推奨されている。
3DTopを起動すると奥行きのある立体化されたデスクトップ空間に、"3dtop.exe"を実行したフォルダ内のアイコンと実行中のタスクが、2Dのアイコンで表示される。"3DTop.exe"を実行したフォルダ内のアイコンしか表示されないため、"3dtop.exe"をデスクトップ上にコピーして実行するといいだろう。なお、マイコンピュータなどの特殊アイコンは表示されないため、必要ならばショートカットアイコンをデスクトップ上に作っておくといい。アイコンは長方体、球、三角錐の3D化させたアイコンに変更することができ、3D化させたアイコンは、アイコンの画像がテクスチャのように貼り付けられて表示され、アイコンを回転させることもできる。
デスクトップのアイコンなどは3D空間の中に浮かんだような状態で表示されており、視点は自由に動かすことが可能。視点は、マウスを上下方向にドラッグすると奥/手前への移動、左右方向にドラッグすれば、向きの変更ができ、Shiftを押した状態で左右方向にドラッグすると並行移動ができる。また、アイコンを右クリックすることで、長方体や球などの選択や回転の設定などを行うメニューが表示される。3D空間に配置されたアイコンは、Ctrlを押しながらドラッグすれば自由な向きに変更でき、左クリックしたままの状態で右クリックし、マウスを上下方向にドラッグさせれば、3D空間の中で奥や手前にアイコンを移動させることができる。
また、3D空間に配置されているライト(光源)の色やスポット領域の変更ができ、ライトを回転させて自由に陰影を変えることが可能。ライトを追加することもできるので、たくさんのライトを追加して、まるでパーティ会場にいるかのようにデザインすることも可能だ。そのほか、背景色などの変更や時計や画像などを追加することもでき、デスクトップの環境をまったく新しいインターフェイスに変えて楽しむことができる。ただし、日本語は化けてしまい表示することができない。
【著作権者】Vimana BV
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】Final Version of January 1999(99/01/22)
□Home of 3DTop
http://www.wirehub.nl/~technica/3dtop/home.html
(山本 幸広)