DLLファイルを管理するツール群「DLL Toys」のv2.00がリリース
不要DLL一括削除や、不足DLLのリスト化が可能
(99/03/04)
DLLファイルを管理するツール群「DLL Toys」のv2.00がリリースされた。「インポートチェッカー」、「EXEビューア」、「プロセスビューア」、「バックアップマネージャ」の4つのツールから構成され、不要DLLの検出や削除、インストールの必要がある不足DLLのリスト化など、DLLファイルに関するさまざまな管理が行える。
「インポートチェッカー」は、ハードディスク内の実行ファイルやDLLファイルを全て調査し、バージョンや被参照数、最終アクセス日時など、DLLファイルの状態を一覧で表示する。不要なDLLファイルや不足しているDLLファイルのリスト化も可能で、不要なDLLをそのまま削除することもできる。全ての実行ファイルをチェックしているため、時間はかかるが信頼性は高い。また、ファイルを削除した場合も一旦バックアップ用のフォルダに保管されるため、「バックアップマネージャ」を利用して元の状態に戻すこともできる。
一方「EXEビューア」は、選択した実行ファイルが利用するDLLなどの情報を一覧表示するツール。ドラッグ&ドロップに対応しており、その実行ファイルが必要とする外部ファイルを簡単に調査できる。また「プロセスビューア」は、現在Windows上で稼働中のプロセスや参照しているモジュールの一覧を表示する。
「DLL Toys」はWindows 95/98/NT 4.0で動作する。「インポートチェッカー」のみが1,000円のシェアウェアで、試用中は調査結果が保存できないなどの制限があるが、その他のツールは全てフリーソフトとして使用できる。
【著作権者】米田 真一 氏
【ソフト種別】フリーソフト(「インポートチェッカー」のみシェアウェア1,000円)
【バージョン】2.00(99/02/26)
□DLL Toys
http://member.nifty.ne.jp/beta/prog/DllToys.html
(新城 雅章)