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【第26回】

コンピューターウイルスでマヒした施設を回復させるのがミッションだ!
「Descent 3」

(99/03/10)

 "Descent"シリーズは小型の特殊飛行艇を操り、敵を撃破していく3Dシューティングゲーム。立体迷路のような空間の中で、飛行艇を前後左右上下の好きな方向へ移動可能で、目の前をグルグル回るリアルなグラフィックがプレイヤーを独特の陶酔の世界へいざなってくれる。今回はそんな"Descent"シリーズの最新版となる「Descent 3」を紹介しよう。

 ゲームの舞台は惑星"Tris"にある採鉱会社の施設。ある日、施設内でコンピューターウイルス汚染が発生し、通信回線がマヒしてしまった。プレイヤーの任務は特殊飛行艇で施設に潜入し、ワクチン作成のサンプル汚染源を探し出して採取することと、通信回線を回復させることだ。施設内にはウイルスに冒された採掘用ロボットなどがひそんでいる。これらの敵がプレイヤーに次々と襲いかかってくるので、レーザー砲などで撃破しながら汚染源を見つけ出そう。

水蒸気が噴き出している。黄色く光っているのはアイテム 敵だ!撃破せよ!

 デモ版をインストールして最初に起動すると、まず環境設定画面が表示される。ビデオカードなどの設定で複数の選択肢が用意されている場合は自動設定されず、自分で指定する必要があるので注意が必要だ。例えば3Dfx社のVoodooシリーズのビデオカードを使っている場合には[Video]タブで[3Dfx Glide]を選択するなど、自分のマシンに合わせて適切に設定しよう。[Speed]タブではグラフィックのディテールを設定できるが、[Low]から[Very High]まで4段階あるレベル設定のうち、ヘッドライトを使用するには[High]以上の指定が必要。なお、デモ版ではシングルプレイ用マップを1つとマルチプレイ用マップを2つがプレイ可能となっている。

 ゲームを開始すると、そこはもうコックピットの中。でも、暗くてまわりの様子がよく分からないので、[H]キーでヘッドライトを点灯させよう。そのほか、[F]キーでフレア(照明弾)を壁に向けて発射すると、着弾点が一定時間明るくなるのでうまく使い分けよう。なにしろ前後左右上下の全方向に自由自在に動き回れるので、飛行艇の操縦は慣れるまではなかなか難しく、最初はとまどってしまうかもしれない。

屋外に飛び出すシーンも 起動すると表示されるランチャー画面

 すべての操作はキーボードのみでも可能だが、ジョイスティックがあると操縦しやすい。さらに、Microsoft Sidewinderシリーズなどのジョイスティックでは、ハットスイッチで平行移動でき、操縦が簡単になる。敵の弾をよけつつ攻撃したり、角から向こうの様子をうかがったりと、まず平行移動を利用した基本的な戦術をマスターしよう。また、スタート地点の部屋の床にある箱やドラム缶は、撃つと爆発してエネルギー回復などのアイテムが現れる。タイミングよく爆発させて、ドラム缶に近づいた敵にダメージを与えることもできる。逆に自分が爆発に巻き込まれないように注意しよう。

 3Dグラフィックエンジンは「Descent 3」のために新たに開発され、緻密に書き込まれたテクスチャーや、吹き出す水蒸気のエフェクトなど、とてもハイレベルなグラフィックで魅了される。ただ、その性能を十分に引き出すためにPentium II 300MHz以上が推奨となっているなど、かなりのマシンパワーが要求される。そのほか、ホームページでアカウントを登録するとマルチプレイが可能になり、アクセス無料のサーバーを通じて世界中のプレイヤーとネットワーク対戦を楽しめ、上位から100位までのランキングがホームページで紹介されるしくみとなっている。開発チームのスタッフも一般プレイヤーに混じってプレイしているらしく、プレイヤーの声を参考にしながら開発をすすめているとのことだ。

ノブを撃つと扉が開いて先に進める 随所にあるドラム缶などを撃つと爆発してアイテムが出現

 製品版は6月にイマジニア(株)より発売予定。グラフィックではDirect3DはもちろんGlideやOpenGL、サウンドではDirectSound3Dに加えてA3DやEAXに対応し、ジョイスティックではフォースフィードバック、3D Now!やPentium IIIの新命令セットのSSEなどもサポートされるなど、最新のゲーム向けの技術が採用される予定になっている。

(99/02/03、d3dmo111.exe、28.4MB、ゲームデモ)

□イマジニア・ホームページ(国内代理店)
http://www.imagineer.co.jp/
□The Official DESCENT 3 Web Site
http://www.interplay.com/descent3/
□3DFILES.COMからダウンロード
http://www.3dfiles.com/games/descent3.shtml

(齋藤 正穂)


製品版の動作環境
必須推奨
CPUPentium 200MHzPentium II 300MHz
メモリ32MB64MB
ビデオカード最新ドライバー4MB以上のテクスチャーメモリ
HDD必要空き容量51MB(インストール時は130MB)
コントローラーキーボード、ジョイスティック
その他DirectX 6(Windows 95/98)、DirectX 3(Windows NT 4.0)、サウンドカード、4倍速以上CD-ROMドライブ

サポートされている機能・規格*( )はデモ版では未対応
グラフィックDirect3D、Glide、OpenGL
サウンドDirectSound、(DirectSound3D、A3D、EAX)
ジョイスティック(フォースフィードバック)
ネットワークDirectPlay、TCP/IP、IPX
CPU命令セット(3D Now!、SSE)


Descent 3: (c)1999 Outrage Entertainment, Inc. All Rights Reserved. Portions (c)1998 Interplay Productions. All Rights Reserved. Fusion, Outrage and the Outrage logo are trademarks of Outrage Entertainment, Inc. Descent, Descent 3, Interplay, the Interplay logo, Tantrum, the Tantrum logo, and "By Gamers. For Gamers." Are trademarks of Interplay Productions. All Rights Reserved. All other copyrights and trademarks are the property of their respective owners.
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