音楽CDからWAVファイルを簡単に作成する「Alternative CDFS.vxd」
音楽CDをWAVファイルに見せかけ、ドラッグ&ドロップで簡単作成
(99/03/16)
音楽CDからWAVファイルを作成する「CDリッパー」ソフトは、プライベートMP3ファイルの作成には欠かせないものだ。ただ、CD→WAV、WAV→MP3と二重の変換が必要となるため作業が面倒だ。そこで、音楽CDをWAVファイルに見せかけ、ドラッグ&ドロップするだけで簡単にWAVファイルを作成できる「Alternative CDFS.vxd」を紹介しよう。
「Alternative CDFS.vxd」は、音楽CDからWAVファイルを作成するCDリッパーソフト。実際の中身は仮想デバイスドライバで、ダウンロードしたファイル内の"cdfs.vxd"を「C:\WINDOWS\SYSTEM\IOSUBSYS」にある同名のファイルと置き換えて使用する。これを利用した状態でCD-ROMドライブに音楽CDを挿入すると、エクスプローラ上のCD-ROMドライブに、"Mono"と"Stereo"の2種類のフォルダが現れる。両フォルダはさらにビット数やサンプリングレートにより分類され、各フォルダが音質別の12種類のWAVファイルのリストとして表示される。
エクスプローラにWAVファイルとして表示されたファイルは、通常のWAVファイルと同様に扱える。実際にメディアプレイヤーなどのWAVプレイヤーでそのまま再生できるほか、保存したい場所にドラッグ&ドロップするだけでハードディスク上にWAVファイルとしてコピーできる。エクスプローラを詳細表示にすれば、ビット数やサンプリングレートごとにWAVファイル作成後のファイルサイズが表示されるので、ディスクの空き容量にあわせて作成するWAVファイルの音質を選択することが可能だ。
なお、システムファイルを変更するため、作者ホームページでは既存のファイルを"cdfs.old"としてバックアップするよう呼びかけている。
【著作権者】Music Global Network
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】-
□Alternative CDFS
http://www.musicglobalnetwork.com/alternativecdfs.html
(小山 文彦)