NAIが新種のマクロウイルス「MELISSA」の駆除プログラムを公開
シマンテックは亜種ウイルス「PAPA」に対応したワクチンを30日公開
(99/03/30)
ネットワークアソシエイツ(株)は30日、マクロウイルス「MELISSA」の駆除プログラムを公開した。現在同社のサイトから無償でダウンロードできる。また、トレンドマイクロ(株)もWeb上でウィルスチェックできる無料サービスを提供するとともに、手動でウイルスを駆除するための手順を公開した。
「MELISSA」はWord 97、Word 2000の文書ファイルに感染するマクロウイルス。感染した文書ファイルを開くと、Wordのマクロウィルス自動検出機能を停止させたうえ、ウイルスに感染した文書ファイルを添付してOutlookのアドレス帳の上位50人に無差別に送信する。アドレス帳を利用するため、結果的に信頼できる親しい友人間でのメールのやりとりとなるため、米国を中心に爆発的に感染が広まっている。
(株)シマンテックも、「Norton AntiVirus」で「MELISSA」を検出・駆除するためのウイルス定義ファイルを公開している。同社によると、「MELISSA」の亜種でExcelの文書ファイルに感染するマクロウイルス「PAPA」が発見されており、30日中に「PAPA」にも対応したウイルス定義ファイルを公開する予定だという。
□ネットワークアソシエイツ 駆除プログラム
http://www.avertlabs.com/public/stand_alone/cmd-402j.zip
□ネットワークアソシエイツ(株)
http://www.nai.com/japan/
□Trendmicro Japan
http://www.trendmicro.co.jp/
□Symantec Japan
http://www.symantec.com/region/jp/
(新城 雅章)