Microsoft Officeをさらに便利に使いこなそう
Officeの機能を強化するオンラインソフト
(99/04/13)
学校や職場などで多くの人に利用されているMicrosoft Office。これだけでもとても多機能なソフトがそろっているが、今回はOfficeと組み合わせて利用することで、さらにOfficeが便利になるオンラインソフト6本を紹介しよう。
拡張子DOCのファイルで、Wordとエディターを賢く使い分けよう
DOCファイル識別ソフト「QTDoc」
拡張子「DOC」のファイルを自動識別し、Word文書ならWordを、テキストファイルならエディターを起動するソフト。拡張子「DOC」のファイルにはWord用の文書ファイルと普通のテキストファイルの2種類があるが、Officeがインストールされた環境だとどちらの種類を開いてもWordが起動してしまう。QTDocは「DOC」ファイルを識別し、テキストだった場合は指定したエディターを起動するため、動作の軽快なテキストエディターで編集できるようになる。また、「DOC」ファイルがテキストだった場合はWord文書と別のアイコンで表示されるため、ファイルを開かなくてもどちらの種類か区別することができる。
【著作権者】新井 健二 氏
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】1.3(98/10/24)
□araken のホームページ
http://www2k.biglobe.ne.jp/~araken/
□窓の杜 - その他
http://www.forest.impress.co.jp/fileutil.html#qtdoc
CSVデータを作成中のExcelシートにもインポート
CSVインポートツール「CSV-Excel Converter」
既に作成中のExcelシートにCSV形式のデータを挿入するソフト。多くのデータベースソフトでサポートされており、利用する機会の多いCSV形式だが、Excelでは新規のシートに読み込むことはできても、作成中のシートに挿入して読み込むことができない。「CSV-Excel Converter」は、そんな作成中のExcelシートにCSV形式のデータを挿入するソフト。目的のファイルを選択し、データを挿入する位置を指定するだけで簡単にCSV形式のデータを挿入してくれる。バッチ処理にも対応しており、複数のCSVデータを一気に挿入することもできる。
【著作権者】うめぴ 氏
【ソフト種別】評価版フリーソフト
【バージョン】1.0(99/01/15)
□CSV-Excelコンバータ紹介のページ
http://www2.shift.ne.jp/~ume-p/download/csvexcel.html
複数のOffice文書をまとめて印刷しよう
連続印刷ソフト「Do!連太郎2」
複数のWord文書やExcel文書を連続印刷するソフト。WordやExcelでは複数の文書ファイルを連続印刷する機能はサポートされていないが、「Do!連太郎2」を使えば、印刷したいファイルを選択するだけですべてのファイルを一気に連続印刷してくれる。急な会議で資料を用意しなければならないときなどに使えば、文書の印刷はパソコンに任せて、自分は資料のコピーなどに専念することだって可能だ。ただし、印刷範囲指定や部数指定などの細かい設定はできない。
【著作権者】Bang-Doll 氏
【ソフト種別】シェアウェア 500円
【バージョン】1.11(98/03/16)
□Bang-Doll HomePage
http://www.fureai.or.jp/~yoichi37/
迷子になった文書ファイルも3つのキーワードで簡単検索
マルチ文書形式対応全文検索ソフト「文字列検索」
WordやExcelなど複数の文書形式に対応した全文検索ソフト。仕事でよく利用するOfficeだけに作成した文書もたまりがちで、しだいに目的の文書を見つけにくくなってくる。「文字列検索」は、そんな迷子になった文書を簡単に探し出してくれるソフトだ。検索するフォルダと検索対象の拡張子を指定すれば準備完了。あとは検索キーワードを 3つまで指定して、検索ボタンを押すだけでよい。検索が完了すると検索キーワードを含む文書ファイルが一覧で表示され、文書ファイルを選択すると、キーワードを色つきで強調した上で前後の行がプレビュー表示される。設定画面でWordやExcelを登録しておけば、プレビュー表示から該当ファイルを開くこともできる。
【著作権者】ROY 氏
【ソフト種別】シェアウェア 900円
【バージョン】2.1(99/02/21)
□文字列検索(Full Kit)(Windows95/ユーティリティ)
http://www.vector.co.jp/soft/win95/util/se043209.html
データベースを利用して目的の文書を高速検索
タスクトレイ常駐型全文検索ソフト「Quick FINDER」
Word/Excel/PowerPointなど複数の文書形式に対応したタスクトレイ常駐型の全文検索ソフト。あらかじめ検索対象フォルダと文書の種類を指定しておくと、バックグラウンドで検索用のデータベースを構築するため、検索そのものが非常に高速になるのが特長だ。ファイルの拡張子ごとに別々のアプリケーションを割り当てて、検索結果一覧から起動することが可能。閲覧するだけなら内蔵ビューワーで表示することもできる。検索対象フォルダは複数指定できるうえ、CD-ROMドライブやネットワークドライブも指定できるので、文例集CD-ROMなどから目的の文書ファイルを探し出す時などに便利。
【著作権者】(株)ディアイエス
【ソフト種別】サンプル版
【バージョン】2.0(98/02/03)
□Quick FINDER(Windows95/ユーティリティ)
http://www.vector.co.jp/soft/win95/util/se050885.html
作成した文書をデータベースで一括管理!
マルチ文書形式対応データベースソフト「KeyPoint98」
Word文書、Excelシート、画像などを取り込めるマルチ文書形式対応のデータベースソフト。1つのデータベースファイルに、WordやExcelの文書、画像などを取り込んで貼りつけることができる。外見はエクスプローラ風で、自由に階層を作成して文書を整理可能。たとえば論文作成に利用したWord文書やExcel文書、画像ファイルをひとまとめにして、各章ごとにカテゴリーを分けて整理することができる。登録データはコピー&ペーストで他のアプリケーションに流用できるため、後日別の論文の参考資料として利用することも可能だ。
【著作権者】山口 健一 氏
【ソフト種別】シェアウェア1,200円
【バージョン】2.00(98/09/06)
□KeyPoint98(Windows95/ビジネス)
http://www.vector.co.jp/soft/win95/business/se052077.html
(山崎 真裕)